43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

スジ彫り

2007-02-05 | Ferrari642

あとは塗るだけ、なんて言ってて塗る準備全然してなかった…
全体をヤスって表面を整えてパネルラインを彫り直しました。

43のF1模型の場合、パネルラインなどのモールドをどうするか難しいところです。ロードカーの場合、たとえばドアとボディーの隙間は実車で3~5ミリぐらいあるので、このラインは模型でも無いと不自然なんですがF1の場合パネルの継ぎ目というのはほとんど隙間がなくてピッタリ繋がっています。
本当のところ、43のモールドのほうが実車より太いんじゃないかと言うくらい。
ですから、ひと昔前は43のF1だとパネルラインは全部消してしまう、という手法もあったようです。そのほうがデカールも貼りやすいですしね。

が、不思議なことに不自然なくらいでもクッキリとしたモールドが彫られていたほうが精密感が出るんですねえ…
ですから現在では皆さんしっかりスジ彫りします。私もやっぱりモールドはしっかり彫ってあるほうが好き。
これって43のオーバー表現の最たるものですね。

キットでは表現されていませんがサイドの開口部は実車では別パーツになっているようで分割線があります。
開口部は金属板を埋め込んであるので、ギリギリのところにケガキ線を入れるのはかなり難しかったです。ちょっと大き過ぎたかな…
あと、全体に修正を行っているのであちこちモールドが消えてしまってて彫り直すだけで一日かかってしまいました。はみ出したとこや消し切れてないキズは一度サフを吹いてから修正します。

(写真:タメオ1/43 フェラーリ642 USA.GP91)