気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

深いリラックスを得る

2020-10-31 09:32:31 | 「立つ」健康法
 駅から家まで、ふつうの道ではなく山道を通ることもある。山道の良さは、車が来ないこと。車が通る道では、たとえ車が通らなくても「車が来るかもしれない」と構えて(準備して)いるものだ。山ではそれが不用だから、リラックスできるのである。車に備えて何が悪いという人もいるだろうし、その程度の緊張で何か問題があるのかと思う人もいるだろう。しかし私は可能であるならば、よりリラックスできる方を求めてしまうタイプである。たとえわずかでも緊張をしながら歩くよりは、遠回りになったとしてもリラックス出来る方を選んでしまう。

 私は日々「立つ」練習をしているが、それ以上に深いリラックスを得られるものを知らない。瞑想や坐禅と共通するところもあるかも知れないが、ポイントは「意識」である。物の観方である。「立つ」練習は、現実から逃避してユートピアを目指すのではなく、現実の中で物の観方だけを変えるものである。それで充分である。私は何かを悟っているわけではなく凡人である。そんな凡人でも「立つ」練習で身心を整えることができる。

 関心のある方は、「理想の立ち方を身につける会」にご参加ください。

 
 
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共通するものとしての「気」

2020-10-24 21:15:35 | 「立つ」健康法
 「気」は壮大で、いろいろな意味を持つ。万物の根源としての気、エネルギーとして体内を流れる気、ふとそんな気がするというときの気…私が今関心を持っているのは、他者と共通するものとしての気。
 キチンと立つ練習をしていると、丹田腹式呼吸から全身呼吸になる。腹式呼吸というのは横隔膜が上下することで腹の起伏がおこる呼吸法で、実際の息は肺までしか入らないが、あたかも腹にまで入っているような感じがする。同様に全身呼吸は呼吸に合わせて足の裏や掌、顔や頭まで変化を感じ、まるで全身に息(空気)が満ちているようになる。実際にはそうでなくても、そういう感じがあるのだから、ここではからだの中に空気があると思ってみる。からだの周りの空気と、自分のからだの中の空気を(科学的でなく感覚で)比べてみると、その空気の質は同じとは言えないが、違うとも言えないという気がする。この「違うとは言えない」ということには、大変な意味がある。なぜなら普段は、自分と空気は全く違うものだと確信しているのだから。日常は常識や相対的に物を見るから、自分と他の物が一緒になることはないが、こうして感覚を基準にすれば、物の捉え方が変わってくるのである。
 私はここで相対的な物の見方を否定して、からだの基準が正しいと言おうとしているのでなく、自分と他の物、或いは他の人との間に共通するものを認めると、自分の身心が変わるということを言いたいのである。からだは余分な力は抜けて安定し、ココロは雑念が減り穏やかになる。他者との共通するもの、たとえば血液や骨、内臓、神経…はいくらでもあるが、知識という表層のレベルで共通を認めても、自分の身心は変わらない。たとえば自分のからだの中に空気を感じるような状態を作ることで初めて、相手の中に空気を想像することができる。自身の体感が深い想像をさせるのである。ここでいう空気を、気と呼んでも同じことである。私たちは、からだを整える手段として気(空気)を使うことができる。

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「理想の立ち方を身に付ける会」2020年10月

2020-10-15 14:53:13 | 「立つ」健康法

「理想の立ち方を身に付ける会」を、10月18日(日曜日)に開きます。
ご関心のある方は一度お試しください。からだが変わるかも知れません。それは人生が変わることでもあります。
詳細はホームページをご覧ください。

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「立つ」練習のイメージ・前半

2020-10-10 10:36:28 | 「立つ」健康法
 「立つ」練習の時、イメージ(意識)を一つ一つ順に行なっていく。
①みぞおちを弛める。みぞおちを凹ませるようにして息を数回吐く。
②丹田腹式呼吸を確認する。みぞおちが弛めば必ず丹田腹式呼吸が始まる。
③足の裏→掌→顔と意識して、その箇処が呼吸と共に変化しているのかを確認する。
④全身呼吸(頭から足の裏まで全身を使った呼吸)ができているかを確認する。
⑤実感として、からだの一体感があるのかどうかを確認する。
⑥両腕を上げ下げして、腕の(力の)質感が全身の他の箇処と揃っているのかを確認する。
 ここまでで「立つ」練習の前半が終わる。
 イメージはひとつづつ丁寧に進んでいくことが大事で、最初から全身呼吸を目指したり、腕の質感を意識的に全身と揃えるようにしても、上手くはいかない。

 太極拳には「套路」といわれる「型」があり、決められた数(24・36・42…)の動作をひとつづつ順番にこなしていく。「立つ」練習には動作はないが、イメージ(意識)を展開していくことで結果的に身心を整えようとするものだ。
 
 「立つ」練習の前半はからだの中を整え、後半はからだ(内)と周り(外)のつながりをつくる。後半の方法については、またいずれ紹介する。

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気分転換は今・この場でできる

2020-10-04 10:09:15 | 「立つ」健康法
 人は長時間の労働で疲れたり、不安などが続くと「気分転換」をしたくなる。珈琲を飲んだりケーキを食べたり、音楽を聴いたり映画やドラマを観たり。時間やお金をかければ、旅行や温泉に行くこともできる。非日常の風景は気分転換になる。
 珈琲や景色は気分転換の手段であり、きっかけである。問題はそれによってココロが動くかどうかである。ココロが動くのであればどんな方法でもよいのである。私の「立つ健康法」もココロを動かす方法である。からだの力を抜いて、物事を一つに観ようとしてゆくと、身心は変化する。どこにも行かずに、お金もかけずに気分転換がはかれるのである。それは単に現実の代わりに空想を用いて自己満足しているのではない。現実から離れずに、現実を観る眼を変えることで気分転換が達成されるというものだ。
 関心のある方は、ホームページをご覧ください。

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