気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

ミミズを捕まえること

2018-08-25 09:38:23 | 風景・自然
 私は渓流釣りは下手だが、餌のミミズを捕まえるのは結構上手いのではないかと思っている。山道を通るときには、短時間でも数匹捕まえてビニール袋に入れて持ち帰る。
 雨の後はミミズが地表近くに出て来るから捕まえやすいが、晴れの日が続くと地中深く潜るのか、見つけづらくなる。山道を外れて斜面に降りて、落葉の下をシャベルや棒で左右にかき分けるとミミズがいる。1匹だけでいることが多いが、時に2匹でいることもある。大小違うので、カップルではないかと思っている。ミミズにテリトリーがあるのかどうか知らないが、1匹見つけると、次のミミズは50センチ~1メートルくらい離れた処にいることが多い(側溝などにいるミミズはこの限りではなく、腐葉土の中に大量にいることもある)。それから、見つけた時に動きを止めるミミズも多いが、これはイノシシから注意をそらし、身を護る方法なのではなかろうか。
 およそ1時間半くらいで、20~30匹くらい捕まえることができるが、イノシシも日々ミミズを捕食しているので、彼らに先を越されれば、思うように捕ることができない。不思議なのは、その年によって、良く捕れる場所が変わるということ。私は同じ場所では捕らないように(ミミズを減らさないように)、出来るだけ場所を変えていく。初めての場所でミミズを捕まえられた時の喜びは、初めて訪れた沢で岩魚が釣れた時と同質のものである。

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「頭でっかち」のアタマを小さくする

2018-08-17 14:24:40 | 「立つ」健康法
 太極拳の教室では時々、2グループに分けて交互に型(套路)をする。この練習の目的は「観る」ことにある。人はじっくりと観ていると何かを感じて来る。誰かの型を観て、「どこか分からないけれど、何かおかしい感じがする」と違和感の様なものを感じられるようになったら、それは本人の身体感覚が育って来たからである。からだの中の筋肉の緊張・弛緩のバランスが観えるようになって来たのだ。多くの人が腕に力を入れて太極拳をしていることに気が付く。
 「頭でっかち」とは、アタマを過剰に使っている状態である。それは意識の中の出来事だけではなく、実際のからだもそうなっている。人の形を☆(星形)にたとえれば、上の△(三角形)だけが、異常に大きい状態であり、バランスが悪い。立ってみると、キチンと立てない。イメージなどを使いながら練習していくと次第に立ち方が良くなり、結果的にアタマも小さくなって、落ち着く。
 太極拳のように動いている時も、ただ立っている時も、バランスが大事である。そのバランスを意識(イメージ)を使って作る。

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本当に疲れているのか

2018-08-12 07:45:24 | 「立つ」健康法
 人は疲れると「あー疲れた」「かったるい」などと言うが本当に疲れているのだろうか。と言うのは、「かったるい」時に「立つ」練習をすると、「かったるさ」が解消されるからだ。本当に疲れているのなら、何をしようと変わりはしないはずである。「疲れた」「かったるい」というのは、その時のからだのバランスが悪いからそう感じているだけで、バランスが回復すれば再び気持ち良いからだに戻るのである。
 もちろん、バランスが良くても疲れることはある。しかしそれは単なる疲れではなく、心地良さをともなっている。
 「疲れた~」「かったるい」と思ったら、「本当に疲れているのか」を疑ってみるといい。「キチンと立つ」だけで良くなるかも知れないのだから。

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真夏の沢釣り 2018

2018-08-04 10:21:39 | 渓流・鮎釣り
 一昨日、沢釣りに行ってきた。4月からは本流、6月からは鮎釣りをしていたので4か月ぶりの沢釣りである。電車を降りてから沢まで約30分。仕度をして最初にミミズを水に入れる時には、いつでもココロがときめく。
 山の中で一人静かに岩魚を狙う沢釣りと、大きな川で銀化した山女を狙う本流釣りはまったく別の釣りである。鮎の友釣りは言うまでもない。それぞれに異なる味わいがある。釣りの趣は難度や魚の大小で決まるものではなく、自分の思ったような釣りができた時に得られる悦びである。よって個人に合った釣りをすればいい。
 沢釣りの魅力は、自然との一体感である。沢の流れに沿って上流に登る時、同時にいろいろなことを感じ、考えている。水の深さ、踏み出す足場の確認、苔の様子(滑らないかどうか)、竿を運ぶ方向に木などの障害物があるかないか…そして次のポイントも選んでいる。近づく時には、水面に影が映らないようにからだを低くして、足音もさせずに…太極拳のように全身を一つにして使っているのである。いや、アナログな自然に適応しようとする沢釣りは、教室で行う太極拳よりもより実践的である。
 思ったよりも早く、数匹(食べる分だけ)釣れたので早々に納竿した。


 
 

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