丹田と全身

　丹田の丹は不老不死の薬のことで、丹田とはその薬の作られる処だと聞いたことがある。丹田で実際に薬が製造されているのかは不明だが、それと同様の価値があるということはいえる。丹田がきちんとすれば、薬が不要なくらい健康になれるからだ。
　丹田がきちんとするということは、充実する（内側から力が湧いてくる感じ）ことである。全身の余分な力を抜いて、アタマの中の雑念を減らすと丹田は充実する。丹田は全身の様相と関係がある（丹田だけにピンポイントで力を入れても維持することはできない）。そういう意味では丹田だけが大事なのではなく、全身との関係の中に丹田はある。

ある日のギター弾き語り⑤・・・サザンオールスターズ

　１８の頃、友人の車にいつも流れていたのはサザンオールスターズだった。カセットテープのA面とB面の１曲目にはそれぞれ「いなせなロコモーション」「ボディ・スペシャルⅡ」が入っていた。「匂艶THE NIGHT CLUB」の２番の歌詞「Monday」と「Stop the Music」の処が来ると何故かいつも合唱した。
昨日弾き語ったのは以下の通り。

恋はお熱く
お願いD・J
C調言葉に御用心
Hello My Love
栞のテーマ
ミス・ブランニュー・デイ
Oh！クラウディア
夕陽に別れを告げて
さよならベイビー
慕情
シャ・ラ・ラ

「恋をすればするだけ女の泣いた顔に醒めてく　髪の長さや色気じゃ酔えない（C調言葉に御用心）」
「君は心まで　抱かれてはいない（さよならベイビー）」

　上の歌詞を唄うと、どういうわけだかココロがこもってしまう。

筋肉のこわばりやダルさには「ただ立つ」

　昨日は仕事が休みだったので、始発に乗って釣りに。本流で山女魚は釣れず、沢で岩魚を４匹程。休むことなく５時間くらい動いていた（駅を一つ分歩いた）。そのせいか今日は朝から身体がこわばり、だるさもあった。そこで「ただ立つ」をしてみると、余分に入っている力が抜けて、楽になって来た。バラバラになっていた身体がつながって来た。「ただ立つ」だけで、からだが整った。

兎に角 やってみる

　２、３曲歌うつもりでギターを取って弾き始めると、どんどん楽しくなってきて止まらなくなることがある。「ただ立つ」練習や気功などは、歌のように楽しくなるようなものではないが、やっているうちに何とも気持ちがよくなることがある。いつまでもそのまま立っていられるような気にもなる。
　練習と言うと構えてしまったり、大変だと思いがちだが、何てことは無い、やってみればいいのである。「練習＝疲れる・ツマンナイ」というような観念があると練習しなくなるが、それが一番惜しいことである。やって見さえすれば良さが分かるのだ。私たちの思い（観念）など如何に頼りないものか…わずか数十年の体験で決めつけられるほど身体の感覚は簡単ではないし、変化し続けているのである。
　

ある日のギター弾き語り④・・・中島みゆき

　
　中島みゆきは高校生の頃に聴いた。

　昨日弾き語ったのは以下の通り。

おまえの家
友情
捨てるんほどの愛でいいから
時刻表
夏土産
誰のせいでもない雨が
テキーラを飲みほして
かもめはかもめ
歌姫

　中島みゆきが描く嫉妬、恨み、嘆き、の裏側には、嘘が嫌いで真っ直ぐな女が隠れている。残酷な現実の中に時折見せる「素顔」を愛おしく思う。歌われた彼女たちの十年後は、相変わらず傷ついているかも知れないが、幸せになっているかも知れない。それは紙一重である。傷つくことのできる感受性を持っていなければ、幸せにはなれないのだから。