気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

ラジオから、ふと

2010-04-25 14:30:58 | 音楽

 二十歳の時、近くのクリーニング屋の工場でバイトをしていた。ドライクリーニングでスーツを洗ったり、ズボンにアイロンをかけたり。昼休みは帰宅して飯を食べていた。その日も飯を食べ終えて、部屋で寝っ転がって休んでいたのだと思う。ラジオからふと、歌が流れてきた。憂いと美しさを合わせ持つその曲に魅かれた。そのままその曲に酔っても良かったが、まだ冷静さを残していた私は、直ぐにラジカセでカセットテープに録音した。DJが浜田省吾の「片想い」だと言った。一回聴いただけでイイ歌と思える歌は多くはない(この歳になるとよくわかる)。わたしはこの2番からしか録音されていない「片想い」を、テープを巻き戻しては繰り返し聴いた。同じ歌を繰り返し聴いても飽きない歌も少ないだろう(この歳になるとよくわかる)。

 当時の自給は800円くらいだったろうか。給料をもらって、「片想い」の入っているCDを買った。3千円くらいしたと思う。アイロンを4時間かけた値段。1時間でスラックスを50本くらいアイロンがけしていたから、200本分である。

 20年以上愛聴していたそのCDが、どこかに行ってしまった。探しても見当たらない。

 無くしたものは「片想い」のCDなのか、記憶なのか・・・


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文字はどこまで素直になれるだろう

2010-04-09 09:09:16 | 中国

Sunao_namaenasi 

 これは先日のカブトガニの頃(24年くらい前)に、スウェーデンの女性から頂いた書です。紙は痛み、汚れていますが、墨の強さと文字の素直さは歳をとりません。右端には「白石の一番好きな女性のタイプ」と書いてあります。左には署名がありましたが、載せるのを遠慮しました。彼女は今、芸術家かも知れないので。


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