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気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

健康を自分で把握する 

2011-12-31 11:34:50 | 太極拳

 ここ数年「理想の立ち方」を求め、練習してきた。最近は「理想的な身体の使い方(動かし方)」を考えている(完成はしていない。完成できるかどうかもわからない)。「理想的な身体の使い方」は「理想の立ち方」が基本になる。「理想の立ち方」は、余分な緊張や偏りが無く、身心が落ち着き、重心が下がっている状態である。それを維持し、なおかつ力を上手に伝えながら動くのが「理想的な身体の使い方」である。それを実現するためには、「イメージ」と「身体を動かす順序」が大事である。「イメージ」は丹田への軽い集中と、体外の各方向(とりあえず上下・前後・左右)へ均等に意識を分散させることである(集中の程度が難しい。強すぎず、弱すぎず)。「身体を動かす順序」は、丹田の上下運動(太極拳の開合)を主にして、重心の移動、捻りを加えていくことである(捻じりを先にすると上下運動が全うできなくなるので注意が必要)。

 説明するのは容易だが、実際にやるのは大変だ。上手くできているかは、目に見える形(動作)ではなく、「感覚(気持ちが良い・安定しているなどの基準)」で捉えるようにすると良い。身体の中に緊張や偏りが生じれば、感覚で「おかしいぞ」と思えるようになる。

 週に1回の太極拳の教室で、健康を維持するのは難しい。「理想的な身体の使い方」に少しでも近づき、「日常生活を健康法にしてしまう」ように心がければ、健康は自分で把握できるようになるのではなかろうか。


CDプレーヤーも冬眠

2011-12-25 14:33:07 | 音楽

 12月に入ってからCDプレーヤーの調子が悪く、CDが聴けなくなってしまった。恐らく寒さのせいだろう。ストーブを炊いて部屋が暖まれば、音が出ることもあるからだ。CDラジカセもあるのだが、コレは気まぐれで、日によって音が出たり出なかったり。仕方がないから、昔のカセットテープを聴くことにした。

 「グレン・グールド」がチェンバロで弾く「ヘンデルのハープシコード組曲1番~4番」。こんなテープが有ったことさえ忘れていたが、聴いてみたら止められなくなった。今の私の気分に合うのか、毎日繰り返し聴いている。私はテンポの遅い「アダージョ」や「サラバンド」などの楽章が好みであり、CDであれば速い「アレグロ」などの楽章は跳ばして、緩楽章だけを味わうことも多々ある(こんな聴き方をするなんて素人だなぁ~と自分でも思う)。しかしカセットテープだとそういう風に楽章を跳ばすことも不自由なので、すべてを聴くことにした。聴いて見ると、案外速いところも良いもので、緩楽章がより一層甘く感じられるということがわかった。お汁粉をお新香などと一緒に食べるのと同じである(あくまで緩楽章中心主義?ではあるが)。

 その時々に、気に入った音楽があるというのは、しあわせなことである。


紅葉が眠る前に

2011-12-02 17:35:21 | 風景・自然

 今秋、高尾の紅葉は元気がない。例年なら所狭しと木々が盛り上がり、鮮やかさを見せつけるのだが・・・

 良く観ると木々たちは、いま出来る姿を現わそうとしている。その素直さを想えば、ココロが動かないわけがない。日が暮れる直前、薄い闇が彼らを覆い、黒と黄色が混じり合う・・・富岡鉄斎の画を想起する。夜は闇の中で、ゆっくり眠ることだろう。