2、3歳頃のことを憶えている人がいるが、 私にはあまり小さい時の記憶がない。ようやく思いだせるのは、4、5歳頃に父親に連れられて近くの川に行ったことだ(木更津・小櫃川)。土手に向かって坂道があり、その横には車の解体工場があった。土手の途中に水門があり、鉄製の大きなハンドルが付いていて、その上を渡るのがとても怖かった。
父が釣りをしているときに、私は何をしていたのだろうか。鯉の魚拓もあるし、ウナギを捌いている姿を憶えているから、よく釣っていたはずだが、釣った瞬間を観た記憶はない。小さい私には、魚よりももっと楽しいことがあったのかも知れない。
ただぼんやりと、川の流れとともに父の姿を眺めていたのではなかろうか。
ただ「立つ」練習をしていても「ヒマ」だと思わないのは、この頃の体験と関係があるかもしれない。
(写真は私が小学生の頃に、父がまな板に彫刻したもの。左側の魚の尾びれに草がかかっている処が上手くできなかったと少々嘆いたのを思い出した。)
父が釣りをしているときに、私は何をしていたのだろうか。鯉の魚拓もあるし、ウナギを捌いている姿を憶えているから、よく釣っていたはずだが、釣った瞬間を観た記憶はない。小さい私には、魚よりももっと楽しいことがあったのかも知れない。
ただぼんやりと、川の流れとともに父の姿を眺めていたのではなかろうか。
ただ「立つ」練習をしていても「ヒマ」だと思わないのは、この頃の体験と関係があるかもしれない。
(写真は私が小学生の頃に、父がまな板に彫刻したもの。左側の魚の尾びれに草がかかっている処が上手くできなかったと少々嘆いたのを思い出した。)