気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

感覚は信じられるのか

2009-11-27 10:37:05 | 気気

 「自分の食べたいものを食べるのが健康に良い」という考え方があるが、そうだろうか。カラダは自分にとって必要なものを知っているからそれに従えば良いということである。ビタミンが不足していれば野菜を欲しがり、たんぱく質が不足していれば肉や魚を欲するということだ。

 カラダの感覚を主にして生きるのは良いが、その前に正常な(正常に近い)感覚を身に付けることが大事である。ストレスや不安が多ければ、基準であるべき感覚が乱れるから、それに従えば過食になることもある。

 社会生活の中では、いつでも自分のペースでは生きられない。決められた労働時間の中では、感覚云々などとは言ってはいられない。こういう生活の中で、自分らしさを保つことは難しく、感覚とカラダの要求が一致するということは、理想かもしれない。しかしそういう方向を目指していきたい。気気をすれば重心が下がり、気分も落ち着いて、正常に近くなる。


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絶版本と労せずに出合う

2009-11-17 17:30:45 | 

 私はときどき古本屋を覗く。絶版本を探しに行くこともあるし、ただ何となくふらふらと入ることもある。しかしきのうの古本屋には驚かされた。

 私は昨日、伊藤仁斎(江戸時代・日本儒教の創始者)に関する本を探そうと思い、前日にインターネットで調べ、本を数冊リストアップしておいた。その中では岩波文庫の「童子問(絶版)」ならあるかも知れないと思いつつ店に入った。岩波文庫の棚に行く前に店先のワゴンに目を向けると、日本の名著(中央公論社)シリーズが数冊平積みしてある。頭を横に傾け、背表紙を見ていると、店主が新たに3冊、在庫の日本の名著を運んできて目の前に置いた。驚くなかれ、なんとその中にリストアップした「伊藤仁斎」があったのだ!入店からそこまでおよそ2分弱。ベストセラーならともかく、昭和47年の本である。

 普通の古本屋でも、棚に「伊藤仁斎」がある可能性はある。しかし、入店してすぐに目の前にその本が差し出される確率は一体どれくらいだろう。宝くじの一等よりも低い確率であろう。

 私はこの本を大事にしたいと思っている。それは3億円当選以上の確率で出会った本だからというのではなく、伊藤仁斎の言葉の持っている力を感じ、人間・伊藤仁斎に魅力を感じているからである。


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明日のことは明日きめる

2009-11-11 22:02:32 | 渓流・鮎釣り

 私は迷っている。明日の朝、近くの川まで釣りに行くかどうか・・・。夏の頃なら迷うことなく始発で奥多摩まで行っていたのに。

 自転車に空気を入れる、エサの川虫を捕まえる、自転車を30分こぐ、帰宅後に靴の手入れ、洗濯・・・これらのことが今は煩わしく感じる。

 季節が変わって気分も変わったのかも知れない。明日は明日になってやりたいことをすればいい。


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