ローリングストーンズのCDを紛失した。久しぶりに聴こうと思いケースを開けたら、中身(CD盤)が無かった。CDプレーヤーには残っていないので、外で無くしたのかも知れない。
私は太極拳の教室等でBGMとしてクラッシックをかけているが、教室の始まる前にはロックも流したりすることがある。しかしこのCDを持参したのかどうかは記憶にない。現在、いくつかの教室で関係者に訊いているところだ。このCDには「YOU BETTER MOVE ON」「AS TEARS GO BY」など有名な曲が入っているが、私は「THE SINGER NOT THE SONG」「BLUE TURNS TO GREY」が好きである。聴けないと思うと、尚更聴きたくなる。
トム・ウエイツは大体レコードかCDで保有しているのだが、この2枚のアルバムだけはカセットテープである。
カセットデッキが壊れてから、この2本のアルバムとも疎遠になってしまった。これは20年以上も前に香港で買ったもので、引越し先にも常に同行していたから思い入れが強い。音のコモってしまうラジカセで「RAIN DOGS」をかけてみた。跳ねたようなイントロの「HANG DOWN YOUR HEAD」にワクワクし、「TIME」に20年の哀愁を感じ「DOWNTOWN TRAIN」の歌い出しにゾクゾクした。CDを買おうかなと思っていたが、もうしばらくこのテープの中のトムと付き合うことにした。
このブログを書きながらBGMとしてかけていた「SWORDFISHTROMBONES(トム・ウエイツ)」のA面が終わったので、ひっくり返さなくては。
B面の5曲目「SOLDIER'S THINGS」は、ピアノの粒が一つづつ輝き、うっとりとしてしまうほど美しいバラードだ。もう一度針を落とす。