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気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

消えたストーンズのCD、そしてトム・ウエイツ

2013-10-31 19:36:44 | 音楽

 ローリングストーンズのCDを紛失した。久しぶりに聴こうと思いケースを開けたら、中身(CD盤)が無かった。CDプレーヤーには残っていないので、外で無くしたのかも知れない。

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 私は太極拳の教室等でBGMとしてクラッシックをかけているが、教室の始まる前にはロックも流したりすることがある。しかしこのCDを持参したのかどうかは記憶にない。現在、いくつかの教室で関係者に訊いているところだ。このCDには「YOU BETTER MOVE ON」「AS TEARS GO BY」など有名な曲が入っているが、私は「THE SINGER NOT THE SONG」「BLUE TURNS TO GREY」が好きである。聴けないと思うと、尚更聴きたくなる。

 

 トム・ウエイツは大体レコードかCDで保有しているのだが、この2枚のアルバムだけはカセットテープである。

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 カセットデッキが壊れてから、この2本のアルバムとも疎遠になってしまった。これは20年以上も前に香港で買ったもので、引越し先にも常に同行していたから思い入れが強い。音のコモってしまうラジカセで「RAIN DOGS」をかけてみた。跳ねたようなイントロの「HANG DOWN YOUR HEAD」にワクワクし、「TIME」に20年の哀愁を感じ「DOWNTOWN TRAIN」の歌い出しにゾクゾクした。CDを買おうかなと思っていたが、もうしばらくこのテープの中のトムと付き合うことにした。

 このブログを書きながらBGMとしてかけていた「SWORDFISHTROMBONES(トム・ウエイツ)」のA面が終わったので、ひっくり返さなくては。

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 B面の5曲目「SOLDIER'S THINGS」は、ピアノの粒が一つづつ輝き、うっとりとしてしまうほど美しいバラードだ。もう一度針を落とす。


裏山散歩⑯

2013-10-24 20:34:30 | 風景・自然

 これは寄生植物?きのこ? 髪飾りに見えた。

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 木と木は互いに影響し合うものだ。陽を遮ったり、根を絡ませたりして。しかしこの無表情なアンテナには、生命にはある何かが流れていない。

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 同根で、二つに分かれた幹。一本は真直に、もう一本はクネクネと曲がって伸びた。幹が曲がっている方は、人から見れば役に立たないから、伐採されずに生き残るかも知れない。「荘子」にそんなような話があった。

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 書の大家が、太筆で描いた世界のようだ。

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裏山散歩⑮

2013-10-16 15:28:50 | 風景・自然

 台風の影響で教室が休みになったので、裏山を歩くことにした。秋の虫が午前中に鳴いているのは、昨晩鳴きそこなったからなのか。夜中からコツコツと何かが壁や窓に当たる音が聴こえていたが、その正体が判った。「どんぐり」だった。風雨と共に降っていた。

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黄緑色のどんぐりは、落下するのが予定よりも早まったのかも知れない。

 

 小さな枯れ枝も集まればアートになる。その下は、たった一日で造られた「階段」。誰を通すために・・・いづれも作者は「台風」。

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 一晩中台風に揺らされ、木々たちは疲れきっていた。普段は誰よりも静かにしている「この枯れ木」が今、水を得て、一番生き生きとしている。

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 今日、ここへ来なければ、「この枯木」について持っている先入観を変えることは出来なかった。


丹田

2013-10-13 15:21:53 | 野口整体

 ある人から「丹田」がよくわからないと言われた。なるほど、普通の人にはなかなか自覚の持てないのが丹田かも知れない。

 丹田は臓器でも無く、ツボでも無く、ヘソの下に在るというだけで、正確な大きさや場所は分かってはいない(いろいろな説がある)。そしてその存在は、身体が緩まないと感じることができないので、緊張気味の人や、リラックスする時間を持たない人は、一生感じることのないまま終わるかも知れない(そう言う意味では、普遍的に存在しているのではないと言っても良いだろう)。身心の余分な力が抜けると、丹田は充実する。充実とは、丹田の筋肉が弾力を持つことである。弾力があるということは、指で強く押しても反発する力があること。気分的には落ち着いて、何もしていなくても心地よさを感じられる。野口整体で言う「整体」とはこのような状態である。身心の状態を反映する丹田の「有無」は、健康をはかる基準に成り得る。

 要するに丹田は、身体の裏付け(バランスの取れた良い状態)があって初めて「存在」するものだから、アタマの理解でそれを捉えようとしても無理なのである。


家でも「立ち読み」

2013-10-04 14:48:10 | 野口整体

 私は家に居るときにもよく「立ち読み」をする。その方が本の内容がスーッと頭の中に入ってくる。椅子に腰掛けたり、寝っ転がって本を読むと、つい他のことを考えたりと雑念が湧き易い。

 姿勢と集中力(脳のハタラキ)は関係がある。立っているときには、全身が使える。たとえば異性に告白するときなどは、立ってした方が、本気さがより強く伝わるだろう(結果がともなうとは限らないが)。逆に口論になりそうなときには、椅子に腰掛けて話したほうが、激しくなりづらい。

 「立って読む」と言っても、同じ姿勢でずっと居る必要はなく、時々歩いたり、膝の屈伸をしたり、捻ったりと、自由に身体の欲するままに動いて良い。その動きは野口整体の「活元運動」と同質である。正坐に比べて足が使える分、全身を統一的に動かせるので、私にとっては、より自然に動くことができる。

下の写真は、今年獲れたミツバアケビ

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