今年から桂川(都留漁協)に通うことにして2日目。駅から徒歩で川原に降りて、ハヤル気持ちを抑えて着替える。眼の前に大きな淵があるから、尚更急いてしまう。川虫を取ろうと下流に行くと、50メートルくらい後ろに釣り人が見えた。仕方なく場所を替えることにして、国道139号線を西へと向かった。そして恐らく人のいないであろう処に入渓した。案の定、人は居なかったが、アタリもない。餌の川虫がいない渓相かも知れないと思いながら進むと、ようやく開けた場所があり、そこで小さなヤマメを釣った。すると再び川幅が狭く急流な渓相になり、横を歩くのに気を遣う。それ以上進めないポイントが淵になっていたので、5.4mから7mの竿に替え、重たいオモリで餌を沈めると、虹鱒が2匹釣れた。再び遡行し辛い道を戻るのは気分的にも疲れるものだが、2匹出たことで力を得た。
その後支流に移って数匹の虹鱒、小さなポイントで岩魚が出た。そして、この大きな(56センチ位の)虹鱒が掛かった。
糸を1回切られたあと、1号の糸に替えて川虫を流すと同じ処で喰ってきた。初めはモソッとした、はっきりしないアタリで、その後水面に飛び跳ねたりして暴れ、私は下流側に廻り、何とか上げようと必死だった。浅瀬に寄せた後はタモを使わず、虹鱒を手で上に投げた。実はこの直前に穂先を折ってしまい、苦肉の策で竿先に輪ゴムをキツく巻いていたのである。結果的にはそんな方法でも虹鱒を釣り上げることができた。
先週、今週とわたしにとっては、釣れ過ぎである。放流量が多いのと、天候やその他の運にも助けられているに違いない。今後、どういう釣りができるのか、楽しみである。