気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

怒りは怒りに感応し、無分別は無分別に感応する

2007-05-29 22:53:07 | 気気

 自分が『怒(いか)る』と、それに相手の『怒り』が反応することはよくあります。だからと言って、相手の『やさしさ』を手に入れるために、先に自分が『優しく』することは、なかなか難しい。

 気気には『優しさ』は要りません。『ただ手をあてる~(無分別)』を目指すだけです。自分が『無分別』を目指すと、相手の『無分別』が感応します。


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気気は相手を自然に認めている

2007-05-27 21:28:32 | 気気

 子供が親に認められるということは、とても嬉しいことです。部屋を掃除して褒められたり、弟の面倒を見て褒められたり・・・時にはイタズラをして叱られたり、失敗をして残念に思われることもあるかも知れません。認められるということは、褒められることだけではなく、叱られるときにでもある、『大きなツナガリ』です。子供はいつでも親から認められていると思えばこそ安心できます。友人同士、恋人同士、夫婦の間でも、認め合えば安心します。嬉しく気持ち良いのです。この感じが、気気の気持ち良さと似ています。気気は手を互いにあて合うことで、認め合っています。

 ケンカをしたって、『コレ(認め合うカンジ)』があれば大丈夫です。コレは感情やココロよりも大きなものですから。


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無理に『感謝』をしないこと

2007-05-24 19:43:00 | 

 『感謝』することが大事だという。「人は生かされているのだから感謝しなさい」という。確かに人は自分だけで生きていくことはできない。太陽や雨、山や川、動植物、宇宙の運行・・・がなければ生きてはいかれない。だからと言って「感謝」しなければいけないものなのか。そんなことはない。感謝というのは周りから強要されるものではなく、自分の内側から自然に、湧いてくるものです。自分がそう思っていないに、感謝を口にするというのは不自然なことです。

 無理して感謝する必要はありません。周りの人も感謝がないからといって、そう目くじらを立てずに、ふところを深くして対応したいところです。


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「気が合う、合わない」なんて小さな事

2007-05-22 23:06:20 | 気気

 『気が合う、気が合わない』とよく言いますが、気気の会では、そういうことは気にしません。『気が合わない』と思った人と組んで気気をしても変わる(気持ちよくなる)ことはよくあります。気気は『気が合う、合わない』などと感じている思いよりも、もっと大きなところで手をあてています。『気が合う、気が合わない』の『気』は気気の『気』よりも小さな気です。

 同様に『好き嫌い』も人はよく口にしますが、嫌いな人とでも気気はできます。『好き嫌い』はアタマの中の出来事で、気気はアタマよりももっと大きなハタラキだからです。


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昔の日本が良いのではない

2007-05-18 10:11:34 | 気気

 昔の日本の方が何かと良かったという主張があるが、果たしてそうだろうか。確かに昔の方が社会全体がのんびりしていて、人々も親切だったかも知れない。今ほど精神を病む人や、異様な犯罪も多くはなかっただろう。しかし昔の日本では結核が不治の病であったし、冷たい水で洗濯をしたり、厳しい寒さに耐えていたかも知れない。また保険もなく、多くの人々は将来に対して不安な日々をおくっていたかも知れない。昔も今も悩みの質は多少違うものの、人である以上やはり何かにつけ悩んでいるのでしょう。原始時代でも恋の悩みや健康の不安はあったはずです。だから一概に昔の方が良かったとは言えない。各分野ごとに良し悪しを比較するのは良いですが。

 たとえ自殺者や犯罪者が増加しても、私たちは今の生活を昔のそれに戻すことは現実的には無理でしょう。老子の提唱する『根源(自然で純朴な生活)に帰る』という思想は、考え方としては大変面白い(現代でも大いに活用できるところがある)のですが、それを社会全体の指針にするには難しいでしょう。

 現実的にはすでに経済発展している現在を、昔の生活スタイルに戻すのではなく、現存の形のまま各分野の各問題を何とか解決していくことを目指すことしかできないでしょう。

 気気は現代にもってこいの方法です。お金やキレイな服や美味しいものが欲しいという欲を認め、その欲を抱えたまま『ただ手をあてる~』を目指せば良いのですから。

 

 


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