「立つ」練習のとき、身心を変える(整える)ためにいろいろとイメージをするが、その中の一つである「からだを消す」イメージは簡単には行かない。からだの内部、内臓や骨・筋肉などは比較的簡単に消えるが、一番外側の皮膚は難しい。内部は見えないから消しやすいということもあるだろう。皮膚はからだの輪郭である。輪郭を容易に消すことができないのは、輪郭が自分と他者を分ける境界線だからである。境界を無くすことは自分を無くすことであり、自分への執着がそれを許さないのである。
そこで「からだ」を使う。意識(イメージ)で直接からだを消すことは難しいから、「からだ」からアプローチする。みぞおちを弛め、全身の余分な力を抜いていく。そうすると少しずつ輪郭が消えていく。たとえば脛、胸、腕…たとえ一か所でも「消えた」ところがあれば、そこは既に自他(自分と周り「部屋の空気や他人など」)がつながっているのである。自他がつながる心地よさが分かれば、体を消す抵抗がなくなり、他のところも消しやすくなる。こうして「からだ」の側から変えて行くことで、自分に対する執着が自然に薄まり、身心の変化が一層進むのである。
次回の「理想の立ち方を身につける会」は 10月13日(日曜日) 午前10時 から始めます。詳細はこちらから
そこで「からだ」を使う。意識(イメージ)で直接からだを消すことは難しいから、「からだ」からアプローチする。みぞおちを弛め、全身の余分な力を抜いていく。そうすると少しずつ輪郭が消えていく。たとえば脛、胸、腕…たとえ一か所でも「消えた」ところがあれば、そこは既に自他(自分と周り「部屋の空気や他人など」)がつながっているのである。自他がつながる心地よさが分かれば、体を消す抵抗がなくなり、他のところも消しやすくなる。こうして「からだ」の側から変えて行くことで、自分に対する執着が自然に薄まり、身心の変化が一層進むのである。
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