野口整体で背中を観察する時には、背骨に沿って上から下に指を滑らせる。そうすると指が止まる(止めたくなる)処が数か所ある。硬かったり、凹んでいたりする処である。筋肉が緊張・弛緩という形で現れているのである。そこに愉気(手をあてる)や整体操法をすると、硬い処が柔らかくなったり、凹んでいた処が平らになったりする。
野口整体を学んでいた頃(20年程前)は、そうしてからだが変わるのは手の技術、或いは気の物質的な作用によるものだと思っていたが、今ではそれよりも精神的な(意識)変化の方が大きいのではないかと思っている。今現在の意識のありかた(持ちよう)がそのまま、からだに反映しているからだ(意識とからだの連絡が鈍い人は変化が少ない)。
手を触れずに、意識(イメージ)を変えることで、からだは変化する。私自身は「立ち」ながらイメージをするだけでからだを整えている。生徒たちの場合は、ある程度は変わるが、最後に手を当てればより変化するという具合である。「立ち」ながらイメージするだけで整えられるのが理想である。そうすれば他人(治療家)への依存心もなくなるし、自分のからだに自信が持てる。それには「立つ」練習を通して、意識がからだにキチンと反映するからだを作ることである。
具体的にどういう意識が良いのかは現在いろいろと試しているところで、結論を出すまで時間がかかるだろう。今の段階で言えることは、それは単なるポジティブシンキングや美しい世界をイメージすることではないということである(それらのイメージでも変わる部分もあることは否定しない)。
野口整体を学んでいた頃(20年程前)は、そうしてからだが変わるのは手の技術、或いは気の物質的な作用によるものだと思っていたが、今ではそれよりも精神的な(意識)変化の方が大きいのではないかと思っている。今現在の意識のありかた(持ちよう)がそのまま、からだに反映しているからだ(意識とからだの連絡が鈍い人は変化が少ない)。
手を触れずに、意識(イメージ)を変えることで、からだは変化する。私自身は「立ち」ながらイメージをするだけでからだを整えている。生徒たちの場合は、ある程度は変わるが、最後に手を当てればより変化するという具合である。「立ち」ながらイメージするだけで整えられるのが理想である。そうすれば他人(治療家)への依存心もなくなるし、自分のからだに自信が持てる。それには「立つ」練習を通して、意識がからだにキチンと反映するからだを作ることである。
具体的にどういう意識が良いのかは現在いろいろと試しているところで、結論を出すまで時間がかかるだろう。今の段階で言えることは、それは単なるポジティブシンキングや美しい世界をイメージすることではないということである(それらのイメージでも変わる部分もあることは否定しない)。