禁漁間近に桂川(山梨)の沢に釣行。
駅から沢に向かって歩いていると、軽トラに追い抜かれた。生活道路ではないので、私と同じ沢に行くのだろう。早い者勝ちだから仕方がない。暫らくして、どういうわけか軽トラが引き返して来た。先行者がいたのかも知れない。その男性と軽く会釈をし、私はどうするべきか考えた。もし目指す沢に先行者がいるなら、そこでの釣りは断念せざるを得ない。或はここから反対側の沢に行くという選択肢もある…
結局、予定通り行ってみて、先行者がいた場合には別の沢(相当遠い)に行こうと決めた。沢に着くと驚いたことに、先行者はいない?! もしかすると車の男性が私に、その沢を譲ってくれたのかも知れない。そう考えると気持ちは爽やかになる。
さて、この沢は今年初だ。いきなり竿を出しても釣れないので、作業道と沢を30分以上歩いてから入渓。小さなアタリがあるが針掛かりせず、1時間を越えてから1匹出て、2時間を越えると釣れ出した(これは多くの人がここまで来ないで引き返していることを意味している)。岩魚が数匹釣れて、いつもならもう暫く釣り上がるのだが、なぜか釣りの意欲が落ちたので、納竿した。
なぜ私は前に進まなかったのだろう?稀少な魚を守るために釣り過ぎないということも無いわけではないが、もっと別の理由がありそうだ。
先日読んだ「まどみちお」の詩がアタマに浮かんだ。
「さかな」と題する詩(抜粋)。
にんげんが みんな
さかなを たべているのを
さかなは しらない
詩はどんな道徳や倫理よりも自然にココロに入ってきて、自然にココロを変えてしまう、そんな力がある。
駅から沢に向かって歩いていると、軽トラに追い抜かれた。生活道路ではないので、私と同じ沢に行くのだろう。早い者勝ちだから仕方がない。暫らくして、どういうわけか軽トラが引き返して来た。先行者がいたのかも知れない。その男性と軽く会釈をし、私はどうするべきか考えた。もし目指す沢に先行者がいるなら、そこでの釣りは断念せざるを得ない。或はここから反対側の沢に行くという選択肢もある…
結局、予定通り行ってみて、先行者がいた場合には別の沢(相当遠い)に行こうと決めた。沢に着くと驚いたことに、先行者はいない?! もしかすると車の男性が私に、その沢を譲ってくれたのかも知れない。そう考えると気持ちは爽やかになる。
さて、この沢は今年初だ。いきなり竿を出しても釣れないので、作業道と沢を30分以上歩いてから入渓。小さなアタリがあるが針掛かりせず、1時間を越えてから1匹出て、2時間を越えると釣れ出した(これは多くの人がここまで来ないで引き返していることを意味している)。岩魚が数匹釣れて、いつもならもう暫く釣り上がるのだが、なぜか釣りの意欲が落ちたので、納竿した。
なぜ私は前に進まなかったのだろう?稀少な魚を守るために釣り過ぎないということも無いわけではないが、もっと別の理由がありそうだ。
先日読んだ「まどみちお」の詩がアタマに浮かんだ。
「さかな」と題する詩(抜粋)。
にんげんが みんな
さかなを たべているのを
さかなは しらない
詩はどんな道徳や倫理よりも自然にココロに入ってきて、自然にココロを変えてしまう、そんな力がある。