今日は現場に行く前に、「良く釣れる沢」を教えてくれた漁協のオジサン(朝早くからオトリ鮎の販売をしている)にお礼を言いに行った。オジサン曰く、「上流の一つの沢には山女魚がいるよ」と。その渓は、途中で二股になり、その一つがまた二股に分かれ、三本ある。私の釣行した二本は岩魚だけだったから、恐らく行っていないもう一本に山女魚がいるのだろう。今日はそこに行くことにした。
この沢は前の二本と比べて水量が少ない。最初に直登できない5メートル程の滝があるが、滝壺でもアタリは無し。恐る恐る左から巻いて上に出ると、一層水が少なく、期待感が薄れる。それでも歩きながら深みのある処に餌を入れると、ツンツンツンというあの山女魚独特のアタリがある。何度かアタリはあったが、針には掛からなかった。ミミズが傷ついただけで喰わなかったのは、彼らがスレていたからなのか、合わせられなかった私が下手なのか・・・餌が着水した瞬間に逃げられることも有り、より丁寧にしなければと反省した。魚影は頻繁に観られたので、何時かまた来たい渓である。結局、前回の沢で数匹釣って納竿した。
沢に行く途中の道で、タマムシを見付けた。携帯電話で写真を撮っていたら、通りがかった地元のお爺さんは「昔は良くいたけど、最近は見なくなったね~」と言っていた。