気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

想像すること

2020-11-27 09:20:05 | 「立つ」健康法
 ジョン・レノンは「想像してごらん」と言い、野口整体では「楽しい空想をしよう」と言う。いずれもイメージすることの力を信じ、その重要性を説いている。「想像すること」「空想すること」は、それをアタマでしただけでは何の力にもならないが、からだの変化がともなえば大きな力となり、行動の元になる。
 想像することが苦手な人は、意識とからだの連絡がうまくいかない人である。そういう人はアタマだけで生きてしまうから、大事なところでブレーキがかからず、やり過ぎてしまう。私のしている『立つ』練習は、意識とからだがつながっていること、それによってからだに生じる変化を感じ取ることができる。
 『イマジン』は歌詞を読むのではなく、からだで感じとるように聴きたい。

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水ではなく空気

2020-11-20 10:27:24 | 「立つ」健康法
 からだの中には水分が60%もあるというが、キチンと「立った」ときの実感としては、『水』よりも『空気』が入っている感じがする。腹式呼吸では、実際には腹の中に空気が入ることはないが、あたかも空気があるような気がする。それが全身を使った呼吸ならば、全身に空気が入っているように感じても不思議ではない。
 良い立ち方をすると、全身に空気が入っている感じがする。そのときに、からだの周りの空気に意識を向けてみると、その空気とからだの中の空気がとてもよく似ていることに気がつく。そのとき人は、「空気」という基準を採用しているのである。日常的な基準(物事を相対的に見る)を使えば、体内の空気と外の空気が同じわけがないのだが、空気(気)の基準を使えば、物は分かれず、一つになる。輪郭があったとしても、それは一枚の皮(或いは一本の線)でかろうじて分かれているに過ぎないのである。
 「自分(人)」と周りの「空気」との関係は、上記のように体内に「空気」を作る(設定する)ことで一体感が得られるが、「人」と「人」の関係はより難しくなる。
 

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「理想の立ち方を身に付ける会」の予定 2020年11月

2020-11-06 15:59:58 | 「立つ」健康法
 「絶望した」と言っている人は、本当に絶望しているのだろうか。望みが絶たれたのは、自分が唯一の世界だと思い込んでいる場所に於いてであり、「その他の場所」では無傷である。「その他の場所」はお花畑のユートピアではなく、普段と同じ景色である。しかし練習を通して身心の状態が変化すると、自分と周りの物物との関係が変化する。たとえば壁や窓、空気が自分とつながっているように感じる。これは普段とは180度違う意識(感覚)である。
 「立つ」練習を通して身心を変化させてから、あらためて「絶望」を眺めてみれば、違って観えるはずである。

「理想の立ち方を身につける会」を11月8日(日曜日)に開きます。関心のある方は是非ご参加ください。詳細はホームページをご覧ください。

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