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気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

真夏の沢釣り3

2012-08-09 15:49:50 | 渓流・鮎釣り

 先週の沢(桂川・支流)を再び訪ね、前回よりも上流を目指した。上に行けば行くほど魚影が濃くなるのは、釣り上がって来る人が少なくなるからだろう。岩魚は警戒心が強いから、ほんの少しの足音や影で、直ぐに石の裏などに隠れてしまう。私もできるだけ静かにポイントに近づき、餌を自然に落とそうとするが、彼らに気づかれて逃げられてしまうことも多々ある。特に水が澄んでいて、流れのないところは難しい(上流にはそういう処が多い)。

 私はずいぶん歩いたようだ。まず家から駅まで20分。電車を降りてから沢まで30分。山道(作業道)を歩いて20分、そして入渓。数匹釣りながら2時間。私にとって岩魚を釣るということは、歩くことである。

 すでに沢の水は極端に減り、いつ途絶えてもおかしくない程だ。それでも時々ある「水たまり」には魚が居る。その一つで、竿がしなった!重たく引っ張られる。魚は石の下に逃げ込もうとする。私は糸が切られないように慌てて引き戻す。慎重に上げたそれは、黄金に輝く(私にはそう見えた)「尺岩魚」だった。

20120809_iwana


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