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気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

まぼろし 2

2011-11-17 11:19:26 | 

 現実には無いものなのに、有るように見えることを「まぼろし」と言うが、有っても数が稀少なものもまた「まぼろし」である。それから「儚い(はかない)」ものも「まぼろし」と呼ばれる。

 とはいえカゲロウの生命だけが短く、儚いのではなく、人の一生もまた儚く、「まぼろし」である。

  陶淵明(以下、私の自由訳)

  吾生夢幻間・・・私は夢、まぼろしの間に生きている。

  人生似幻化・・・人生はまぼろしの化したもののようだ(化・・・変わる。化ける。)。

 李白(以下、私の自由訳)

  処世若大夢・・・この世にいるということは、大きな夢の中で生きているようなものだ。

 人生は短く、儚いだけでなく、有るようで無く、無いようで有る「まぼろし」なのかも知れない。たとえ「まぼろし」でも十分、生きるに魅力的な場所である。 


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