桂川(山梨)に、2週間ぶりの釣行。昨日の雨で増水してるかと思いきや、そうでもなかった。川虫を捕まえて暫くやってみるが、全く反応無し。本流で釣れないことはよくある事で、気を落としてはいられない。
今年初めての某沢に行くことにした。本流との合流付近から上がると、直ぐに滝が有り、行く手を遮られる。その後も高い滝が数本あるので、それらを過ごしてから入渓。1時間あまりで岩魚が3匹釣れた。全く「雨のお蔭」である。
帰り際、山道(林業の人が使う仕事道?)で着替えをしていたら、山の斜面の赤い実が眼に入った。背が低いから「十両(ヤブコウジ)」かと思ったが、良く観たら、赤い実は幾つも垂れ下がり、「万両」だった。
滅多に人が通らないだろう「この道」で、斜面のやや上にある、この低木の、更に小さい「赤い実」に、私は呼ばれたのだ。その美しい姿を観せるために、或いは何処かへ蒔いてもらうために・・・。そうではなくて、「暇つぶし」に呼んでくれたら、それが一番嬉しいだろう。