気を感じながら暮らす

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バッハの気

2016-05-27 19:27:14 | 音楽
 バッハ(J.S.Bach)の平均律クラヴィーア曲集第1巻から、好みの曲を抜粋して聴く。先ずは嬰ハ短調 (BWV849)の前奏曲とフーガ。続いて嬰ニ短調 (BWV853)の前奏曲とフーガ。そしてホ短調(BWV 855)から 前奏曲。ヘ短調 (BWV 857 )前奏曲とフーガ 。最後は嬰ヘ短調(BWV 859 )からフーガ 。
 バッハの作ったこれらの曲を聴くと気が下がる(落ち着く)。バッハ本人が落ち着いた人だったのか、或はバッハ自身が曲を作ることで落ち着いていったのか。私小説を書く人は、自身のどうしようもない思いを「書く」ことで、落ち着かせたということからしてみれば、バッハが音楽にそれを求めてもおかしくはない。
 音楽には「心地よさ」があればいいと言う人もいるだろう。しかしキチンとした心地よさを得るためには、落ち着いた身心の状態が無ければならない。バッハはそれを知る人だった。
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