欲には本能的なもの、社会的なもの、趣味的なものなど色々ある。しかし欲は必ずしも動的なものであるとは限らない。ずっと「立つ」練習をしてきてわかったのは、静かな方向を求める欲があるということ。「立つ」という静的な状態の中で、身心は充実する。満たされると、それを自分が求めていたことに気がつく。
何もしていない人は本当に何もしていないのだろうか。もしかしたら「何もしていない今の状態に満足し、それ以上の変化を求めていない」だけなのかも知れない。逆に意欲的に見える人でも、現状への不満が行動の契機になっているだけかも知れない。見た目の行動の量で、生きる質を判断することはできない。
「静的な欲」は動的なもののように見た目に現れないからわかりづらいが、感受性を高めていくことでより良くわかるようになる。人には本来、動だけでなく静を求める気持ちがあるのだから。
何もしていない人は本当に何もしていないのだろうか。もしかしたら「何もしていない今の状態に満足し、それ以上の変化を求めていない」だけなのかも知れない。逆に意欲的に見える人でも、現状への不満が行動の契機になっているだけかも知れない。見た目の行動の量で、生きる質を判断することはできない。
「静的な欲」は動的なもののように見た目に現れないからわかりづらいが、感受性を高めていくことでより良くわかるようになる。人には本来、動だけでなく静を求める気持ちがあるのだから。