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気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

鮎釣り3日目

2016-07-01 16:42:30 | 渓流・鮎釣り
 昨日はいつも渓流釣りをしている桂川(山梨)へ3度目の鮎釣りに。ようやく「釣れた」という実感が持てた。
 釣具屋の店長には、毎週いろいろ教わった。糸の結び方から始まって仕掛けの作り方、掛かってからの取り込方、竿の担ぎ方…漁協のおじさんや地元の農家のおじさんには、良く釣れるポイントを教えてもらった。彼らのおかげがなければ友鮎(おとり)に野鮎が掛かることは無かったのである。
 これからどんな鮎と出会うのだろうか、鮎釣りの醍醐味というものがわかるようになるのだろうか…鮎釣りが始まった。


沢釣りの情景2

2015-05-22 08:50:20 | 渓流・鮎釣り
 
 昨日の朝、準備したミミズが少ないかなと思いながら家を出ると、道の上にミミズが点在している。明け方の雷雨で何処からか出て来たのだろう。駅に向かう路上で、8匹程捕まえることができた。少し黒っぽいのがいて、良く観るとアオダイショウの赤ちゃんだった。




 

 先週とは別の沢に釣行した。この沢は今シーズン2回目で、とにかく歩かなければならない沢だ。車が止まっていない(先行者がいない)ことを確認し、15分ほど山道を歩いてから一旦沢に降りるが、すぐには竿を出さない。更に20分ほど進んでから入渓。渓相は良いがすぐには釣れない。時々小さなアタリがあるが、針掛かりしない。
 実は今日、初めて「毛バリ」を持って来た。良く行く釣具屋のおじさんの話を聞いて、試してみたくなった。竿は延べ竿で、仕掛けはおじさんにもらった道糸用のラインにナイロンのハリスを付けて先に毛バリを結んだものだ。ポイントらしき処に落として、水面を流してみるが、全く反応が無い。場処を変えてしばらくやってみたが手応えが無い。素人が初めてやっていきなり釣れるとは思わないが、それにしても何だかよく分からない。また機会をみてやってみよう。
 釣り人にとっての問題はいつでも「今・眼前の魚」を釣ることだけである。餌をミミズにしてリスタート。沢釣りにはリズムがある。大体一つのポイントを1、2投で場処を変え、上(上流)に行く。それを淡々と繰り返していくと、リズムが出てくる。しかしそれも長くは続かない。途中に必ず滝や大きな岩などが出現するからだ。直に登れない時には、横から捲かなければならず、竿をたたんだりして、慎重になる。
 現場に戻ろう。数匹バラシた後にガッチリと掛かったのは、26センチの岩魚。そして後を追うように29センチが出て来た。


 



 3時間釣り上がった処を、1時間かけて戻る。山道が沢の左右に時々ある程度で、沢やその近くを歩かねばならず、疲れる。退溪して駅に向かう道の途中でキイチゴを発見。熟しているのを探して食す。甘さが口中に拡がり、青空を眺めながら幸せな気分になる。





 

沢釣りの情景

2015-05-15 17:40:42 | 渓流・鮎釣り
 相変わらず下手な渓流釣りを続けているが、フェイスブックの方に記事を載せているので、こちらで書くのは久しぶりである。昨年は都留漁協の方へ通っていたが、今年はまた桂川漁協に戻って来た。
 解禁日から各地の沢を廻って釣り糸を垂れてきたが、暖かくなってそろそろ本流でも釣れるのではと、昨日は8メートルの竿を持っていったが、アタリすらなかった。餌もミミズ・クロカワムシ・オニチョロと色々試してみるが全く反応がない。2時間魚に無視され続けて、あきらめが付いた。魚には魚の事情があるのだと、技術が無いだけなのに言い訳をする。
 沢に行くことにした。下流は入渓者が多いので、暫く山道を歩いてから釣り始める。小さな山女魚をリリースしながら登っていくが、なかなか良いサイズが出ない。この沢には数年前に2、3度来たことがあるが、いつも本流や他の沢の「ついで」だったのと、さほど釣れないので短い時間で止めていた。今回、初めて先(上流)に進んでみる。1時間半ほど経ち、小さなポイントでアタリがあった。鈍い重みを手に感じた後、一転して魚が左右に走った。水面に顔を出さして、引き寄せているその途中にバラシてしまった(こんな処でバラスなんてあまり無いことだ。そんなに暴れたワケでもないのに)。
 岩魚がいることを確信すると、俄然意欲が湧いて来た。居るか居ないか分からないで釣りをするのと、居るはずだと思って釣りをするのでは、釣りの丁寧さ(ポイントに静かに近づいたり、仕掛けを変えたり)が違う。疲労感も違う。

 上流では水が少ないから、ポイントが限られる。落差があり水の溜まっているポイントに、慎重に餌を落とす。餌が一瞬止まった(岩魚が喰い付いたに違いない)。糸を弛ませてテンションをかけないようにする。その間に岩魚がミミズを、喰う。しっかり針掛かりさせるために、待つ。
 
およそ26センチの岩魚。



その後、これより大きい岩魚も釣れて、もっと上に行きたかったが帰りの体力を考慮し、納竿した。もちろん次回は更にこの「先」を目指すことは言うまでもない。「魚止めの滝」を自分の足で確認するまでは登り続けるだろう。恐らくそれは釣り人の習性である。





渓流竿でウナギ

2014-09-06 09:04:16 | 渓流・鮎釣り

 25年ぶりに多摩川に釣りに行った。小学校の同級生から「ウナギがいるかも」という情報を聞き、試してみたくなった。

 以前その場所で鯉やナマズは釣ったことがあるが、ウナギが掛かったことがない。前日に山で元気なミミズを捕まえ、仕掛けを作った。一般的にはリールで投げるらしいが、私は使い慣れた渓流竿でやってみたかった。糸は1号の通し(ハリスなどは使わない)で、がん玉2B~4B、針は本流ヤマメ用の7号かマス用の8号。

 

 夕方5時頃に現場に到着。おじさんが一人と、対岸に若者が一人、二人ともリール竿だ。私も水辺に立って糸を放つ。ついつい渓流のつもりで、流れに合わせて竿を流してしまうが、果たしてこのような釣り方で良いのだろうか、甚だ疑問だ。ウナギは川底にいるらしいので、餌のミミズを沈めて流してみるが、全く反応がない。針が「根がかり(底の障害物に引っ掛かる)」してしまう度に、新しく針を結ぶから、糸がだんだん短くなり、仕掛けも新しいものに変えなければならない。

 暗くなり出してから、いきなり大きなアタリがあった。グングングンと強く引っ張られたので、咄嗟に竿を止めてしっかり針掛かりするのを待った。しかし無情にも針は切られてしまった。思わず声が出るほどの強い「引き」だった。いったい魚種は何だったのだろう。大ヤマメに似ていたが・・・その後近くの場所で速いアタリがあり、合わせる間もなくミミズだけを取られた。

 

しばらくして「根掛かり」したかと思い、竿を上げようとしたら、重たい・・・その「重さ」が動き出した。経験したことのない「ひき方(動き方)」。生き物だと確信したが、この時点では何だか分からない。竿を挙げてそれを水面に引き出すとくねくねしている・・・ナマズよりは細身だ。もしかしたら「ウナギ」では!?ココロをときめかせながら、慎重に取り込んだ。

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小学校に上がる前、木更津の近くに住んでいた。父親が時々ウナギを釣ってきては 、まな板にウナギの頭を釘で打ち付けて、捌いていた。味は憶えていないが、まな板に残されたウナギのアタマがいつまでも生きていて、口をパクパクしていたのを憶えている。


ヤマメも頭が痛い

2014-05-10 09:54:45 | 渓流・鮎釣り
 一昨日(5月8日)、桂川(都留漁協)の支流に、バスで行った。バス停から直ぐにその沢はあり、時々深みがあり、釣りやすそうな感じである。

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 全くアタリもないまま沢を上がっていく。途中でクロカワムシが採れたので、餌をミミズから替えてみるが一向に魚信はない。更に進むと、林道の終点に車が停めてあり、「今日の釣りは終わった(沢で先行者の後で釣るのは難しい)」。トボトボとバス停に向かって歩いていると、大きな車に乗ったおじさんが声を掛けてきた。「釣れた?」「いえ、全く」。おじさんは別の沢に連れて行ってあげると言い、車に乗せてくれたのだ。話を聞くとおじさんは「鉄砲撃ち(狩猟)」をしているので、この辺の地理に詳しく、そこに案内してくれるというのだ。おじさんの親切によって訪れた沢。
 
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 縁があっても運がある(釣れる)とは限らないのが釣りの無情なのか、それでも心温まる釣行だった。
 実は当日(翌日も)、朝から頭が痛くて、行くかどうか迷うほどであった。体調が悪かったのか、或いは天候(気圧等)が原因なのか(翌日関東は不安定な天候になった)。勝手な憶測だが、人の頭が痛いのなら、ヤマメやイワナにも頭痛とは言わないまでも何らかの影響があるのではないだろうか。そうであれば、私がビールを飲まなかったように、彼らが餌を喰わなくても不思議なことではないのである。