goo blog サービス終了のお知らせ 

気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

2018年 桂川(山梨)渓流釣り 解禁

2018-03-02 13:11:39 | 渓流・鮎釣り
 昨日は「桂川」の解禁日。例年のように電車と徒歩で沢へ向かう。最初の沢には車が停車してあり、釣り人の姿が…。こういうことは時々あるので次の沢へ。幸いそこには車がなかったので入渓。しかしまだ先行者がいないとは限らない。アタリが何度かあればだいたい大丈夫である。
 沢釣りの仕掛けは、4メートル程度の竿に、0.4号の糸を1.5~2メートル程度。がん玉はBか2B。針は7号くらいで餌はミミズ。
 岩魚のアタリは山女と比べて遅い。もそっとした感じで一気に走ることはあまりない。「合わせ」を早くすると、掛からずに抜けてしまうことが多いから、糸を軽く張ったまま暫く待つようにしている。
 写真の岩魚は小さなポイントから出て来た。岩魚の場合、ポイントの大きさと魚の大きさが比例しないことが多い。過去の実績などの先入観を持たず、取りあえずどんなポイントでも餌を入れてみるのがいい。人の思惑を超えた処に住んでいる魚を釣りに行っているのだから…3匹釣れたのでそれより上に行く気にはならず、戻ることにした。
 本流も相当濁っていたが、竿を出してみた。流れの緩い処や、脇の溜まっている処を狙ってみたが、まったく反応なし。放流場所に行った人たちは釣れたのだろうか。




山女魚の空2

2017-05-04 18:11:21 | 渓流・鮎釣り
 4月は、桂川(山梨)の本流で山女魚が数匹釣れた。下手な私にしては上出来である。先週は大きな淵尻で、大物?が掛かり、竿を立てて堪えたのも束の間、針の上から糸が切られてしまった。技術がない上に、立ち位置よりも下流で掛かったので、より難しかったのかも知れない。この次は、最初から淵尻でもう少し粘ってみよう。今年一番の手応えだったので、残念!
 0.4号糸の通し仕掛けで、がん玉は3B、エサはクロカワムシ。次回行くまで生き延びていてほしいが…
 釣れた喜びよりも逃がしたことばかり考えてしまう。




2017年 渓流釣り 始まる

2017-03-02 16:49:23 | 渓流・鮎釣り
 今シーズンの初釣。山梨県・桂川の沢。昨日が解禁日だったから、この沢にも人が入っただろう。たまに小さなアタリがあるものの、針掛かりしない。チビ山女魚が釣れたが、後は続かず、渋い状態。2年前までは岩魚しか釣れなかった場処で、どういう訳だか去年から山女魚が釣れるようになった。
 上流まで来た。小さな落差の水泡の下にエサが消えて、一瞬の沈黙、ドシンッと重たいアタリ。「大物の手応え!」竿を片手で持ったまま、もう一方の手で水中の障害物を取り除いて取り込みの準備をする。タモ(網)は持参していないので、魚の顔を水上に出させて弱らせ、頃合いを見て手でサッと陸に上げる。岩魚だ。私の靴と同サイズの29センチ。



 最後の滝、餌を入れた瞬間に喰い付いて来たのが、この山女魚(27センチ程度)。まだ寒さの残るこの時期に、不釣り合いなほど前後左右に大暴れした。

 
 帰りに、溪に沿って山道を歩いていると、沢の音が思いの外大きいことに気が付いた。釣りをしている時、水の音を聴いている自覚がない。しかし聴いているはずである。レインコートを頭から被ると、音が聴こえず、釣りづらい。人は無意識にいろんなことをやっている。

詩が渓に流れるとき

2016-09-29 16:35:34 | 渓流・鮎釣り
 禁漁間近に桂川(山梨)の沢に釣行。

 駅から沢に向かって歩いていると、軽トラに追い抜かれた。生活道路ではないので、私と同じ沢に行くのだろう。早い者勝ちだから仕方がない。暫らくして、どういうわけか軽トラが引き返して来た。先行者がいたのかも知れない。その男性と軽く会釈をし、私はどうするべきか考えた。もし目指す沢に先行者がいるなら、そこでの釣りは断念せざるを得ない。或はここから反対側の沢に行くという選択肢もある…
 結局、予定通り行ってみて、先行者がいた場合には別の沢(相当遠い)に行こうと決めた。沢に着くと驚いたことに、先行者はいない?! もしかすると車の男性が私に、その沢を譲ってくれたのかも知れない。そう考えると気持ちは爽やかになる。

 さて、この沢は今年初だ。いきなり竿を出しても釣れないので、作業道と沢を30分以上歩いてから入渓。小さなアタリがあるが針掛かりせず、1時間を越えてから1匹出て、2時間を越えると釣れ出した(これは多くの人がここまで来ないで引き返していることを意味している)。岩魚が数匹釣れて、いつもならもう暫く釣り上がるのだが、なぜか釣りの意欲が落ちたので、納竿した。
 なぜ私は前に進まなかったのだろう?稀少な魚を守るために釣り過ぎないということも無いわけではないが、もっと別の理由がありそうだ。
 先日読んだ「まどみちお」の詩がアタマに浮かんだ。

 「さかな」と題する詩(抜粋)。

 にんげんが みんな
 さかなを たべているのを
 さかなは しらない

 詩はどんな道徳や倫理よりも自然にココロに入ってきて、自然にココロを変えてしまう、そんな力がある。



久しぶりの沢釣り

2016-07-22 15:06:21 | 渓流・鮎釣り
 昨日は朝から雨が降っていたので鮎を止め、4ヶ月ぶりに沢釣りに。

 生きのよいミミズを捕まえてから沢に入る。小さなポイントでアタリがあるが針掛かりしない。滝の下で25センチ程度の岩魚が出た。その後も大きめの岩魚が釣れたので、上には進まずに別の沢に行くことにした。
 中流部は入渓者が多いのか、普通の条件ではなかなか釣れないのだが、試してみることにした。ポツポツとアタリがあるので期待が持てる。そして大きな釜(水の溜まっている場処)でミミズを沈めた瞬間、山女魚が喰い付き、一気に糸を引っ張った!沢に住む山女魚は鮮やかなパーマーク(斑紋)を持つ。

 上流部には岩魚しかいないと思っていたのだが、山女魚もいた。何年も岩魚しか釣れなかった処で山女魚が釣れると不思議な感じだ(誰かが放流しているのか?)。これによってこの沢の魚の分布は、本流との出会いから、山女魚・岩魚・山女魚・岩魚・山女魚・岩魚となる。
 暫らく登ると長い滝がある。その滝つぼを狙うには、仕掛けをそれまでの「ちょうちん(短い)仕掛け」から長いものに替えなければならない。暴れた岩魚が水中の木枝に絡んだため、枝を持って魚を引き上げた。
 沢釣りには相当な「集中」が求められる。いろいろな事に気を配らなければならない。例えば、静かにポイントに近づく(高い姿勢だと魚に気づかれて、逃げられてしまう。岩や石の上を歩くときにも滑らないようにする)。竿の扱いに気を付ける(木や草などの障害物に竿や糸が引っ掛からないようにする)。餌の投入も丁寧に(雑に入れると魚が驚いて逃げてしまう)。これらの事を瞬時に、同時にこなさなければならない。こういうからだ(ココロと肉体)の使い方は、健康にも良いはずだ。もっとも健康になるために釣りをしているのではないが…