今シーズンの初釣。山梨県・桂川の沢。昨日が解禁日だったから、この沢にも人が入っただろう。たまに小さなアタリがあるものの、針掛かりしない。チビ山女魚が釣れたが、後は続かず、渋い状態。2年前までは岩魚しか釣れなかった場処で、どういう訳だか去年から山女魚が釣れるようになった。
上流まで来た。小さな落差の水泡の下にエサが消えて、一瞬の沈黙、ドシンッと重たいアタリ。「大物の手応え!」竿を片手で持ったまま、もう一方の手で水中の障害物を取り除いて取り込みの準備をする。タモ(網)は持参していないので、魚の顔を水上に出させて弱らせ、頃合いを見て手でサッと陸に上げる。岩魚だ。私の靴と同サイズの29センチ。

最後の滝、餌を入れた瞬間に喰い付いて来たのが、この山女魚(27センチ程度)。まだ寒さの残るこの時期に、不釣り合いなほど前後左右に大暴れした。

帰りに、溪に沿って山道を歩いていると、沢の音が思いの外大きいことに気が付いた。釣りをしている時、水の音を聴いている自覚がない。しかし聴いているはずである。レインコートを頭から被ると、音が聴こえず、釣りづらい。人は無意識にいろんなことをやっている。
上流まで来た。小さな落差の水泡の下にエサが消えて、一瞬の沈黙、ドシンッと重たいアタリ。「大物の手応え!」竿を片手で持ったまま、もう一方の手で水中の障害物を取り除いて取り込みの準備をする。タモ(網)は持参していないので、魚の顔を水上に出させて弱らせ、頃合いを見て手でサッと陸に上げる。岩魚だ。私の靴と同サイズの29センチ。

最後の滝、餌を入れた瞬間に喰い付いて来たのが、この山女魚(27センチ程度)。まだ寒さの残るこの時期に、不釣り合いなほど前後左右に大暴れした。

帰りに、溪に沿って山道を歩いていると、沢の音が思いの外大きいことに気が付いた。釣りをしている時、水の音を聴いている自覚がない。しかし聴いているはずである。レインコートを頭から被ると、音が聴こえず、釣りづらい。人は無意識にいろんなことをやっている。