blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

こんな展開・・・。

2009-01-27 21:29:52 | 日記
昨日付けで、業界団体がどうのこうのという話を書いたが、今日付けのニュースを見て驚いた。
富山県の「木材産業振興会」という団体が3月末で解散するとのことであった。
商売を始めるのに業界団体がいろいろうっとうしいなどという話を昨日していたばかりだが、団体そのものがなくなってしまうというのは、もはや新参者は入れない状況になったのではないか。

このニュースを知ってか知らずか、わが社の社長がオフィスにやってきて、木材関係の担当者に「実際に売るときの価格」の話をしていたので、後ろで聞いているこちらは笑いをこらえるのに必死だった。
定時の18時を過ぎても担当者が会議室に呼ばれていたから、まだ本気で事業として始めようと考えているのだろう。
実質の担当者は3人ほどいるが、どう見ても「言わせておけ」という雰囲気だったように見えた。

実はその前に私も会議室に呼ばれて、関東・関西方面のツアー案はまだかと詰め寄られた。
ロシア人の女性社員に頼まれていたのを無視していたので社長にチクられてしまい、お叱りを受けてしまった。
いちおうまだ旅行業にも「真剣」なのは分かったので、たたき台作成のため明日1日もらうということで許しを得、さっさと会議室から帰ってきた。
そもそも今まで私がいくつも考えたツアー案は、そのまま実現した試しはない。
どうせお客も勝手に「シロ」で運ぶ気だろうから、真剣に考える気にはなれない。
社長には悪いが「ヤッツケ」で済ますことになる。

今日1日社内を見渡していると、K部長の疲れきったような表情が目に付いた。
国内部門のU部長も、各方面へのお願いやら質問への回答やらで忙殺されている。
実は、部長2人にはすでに「わが社の行く末」が薄々分かっているのかもしれない。
社長だけは意欲満々に見えるが、つくづく周りが見えていない感じがする。
やたら強気な発言ばかりだが、根拠がないからむなしく響く。
必死になる気持ちはいいが、もうモノの順番も分からなくなって、とにかくお金になるなら何でも、という状態だ。
しかし、モノの順番を無視して事を進め、仮に法律を破る事態になったら、「知らなかった」では済まされず、誰も助けてもくれないだろう。
それが経営者を名乗るものの責任である。