blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

腰を低く!

2009-01-26 20:17:27 | 日記
以前の本欄で、わが社も自動車輸出が先細りになり、旅館経営や木材の取引に乗り出していると書いた。
今日、木材のほうを担当しているKさんと話す機会があったが、商売を1つ始めるにも、いわゆる「業種団体」が絡むので何かと面倒なところがあるということであった。

私が担当してきた旅行業なり旅館業にしても、旅行業には「旅行業協会」が出てくるし、旅館業では地元の観光協会や旅館組合といった組織との付き合いが考えられる。
こういった団体に関しては、いかにも日本的な「ムラ社会」のニオイがするのだが、それはひとまず置く。
わが社としては、新参者としてまずは先人の教えを請うことが重要であろう。
新参だから、腰を低くして接すれば、そうそう意地悪をこいて教えてくれないということはないと思われる。

わが社の旅館の支配人であるK部長が、年末近くに旅館の近隣住民との会合に参加した。
どうやら会場入りが遅れたようで、そのときオフィスにいた私に、富山市役所から確認の電話がかかってきた。
Kは外に出ていたので、携帯番号を伝えて電話を切った。

会合の翌日に、観光協会の事務所を訪れてみた。
事務局長のNさんがいたが、会合の様子をそれとなく聞いてみたら驚くべき話があった。
わが社のKは、23分も遅刻したのに一言も謝らなかったというのである。
会場のメンバーは相当カチンときたようで、詳しくは知らないが、Kはこの後地元の人間に相当いじめられたようである。
会合が行われているであろう時間帯に私の携帯に2度着信があったが、困ったときだけ使われるのも何なのでわざと出ず、さらし者にしてやった。
会議の記録は、協会の歴史として保存するということだから恥ずかしいことだ。

今からサービス業をやろうというのにこの態度は一体何か。
しかも、イヤでもいちばん仲良くやらなくてはならない人々を相手にこれでは、たとえ真っ当な手続きを踏んでスタートさせても前途は多難と言わざるを得ない。
このKという人物、地元への挨拶周りを会議で進言されて「オレがいちばん嫌いなことだ」とのたまった。
どうやらKの辞書には「頭を下げる」という文字はないようだ。

たとえウソでも謙虚なところを見せておけば、いろんなことが本当にうまく進むのは私自身が身をもって経験している。
万一、行政のご厄介(?)になることがあっても、その時にとる態度によってあとあとも変わってくるかもしれないのだが・・・。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする