小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

熱海の一夜~家に戻ればそれぞれ事情・・・

2010-05-31 10:38:07 | Weblog
土日は熱海で一泊。
はじめて泊りで中学時代のクラス会をやろうという企画です。

赤坂小学校時代は1学年1クラス、赤坂中学校でも1学年3クラスという、
当時から少人数の編成でしたから、わりあい皆仲が良い。
またマメに幹事を引き受けてくれる人がいるため、クラス会も頻繁に行われます。

クラス会は社会で成功した人が多く集まるなんて言いますが、
赤小、赤中のクラス会というのは、特にそういうわけでもありません。
(まあ、ホントに困っていたら熱海で一泊もできませんが)。

赤坂という土地柄がそうなのか、
それとも頻繁にあってるから今さらミエ張っても仕方ないのか、
素のままだった中学生時代に戻るのか。

悩める歯科医、衛生士。
(同級生には、なぜか歯科関連の人が多いのです)。
30年近く公務員として勤めたのち、中途退職を願い出た人。
夫がリストラに遭い、家庭内離婚中の働く主婦。
健康食品の店を起こし、孤軍奮闘するシングルマザー。
会社が消滅寸前の危機にさらされた某大手航空会社の人。
不況にあえぐエカキ。

食事を終えて部屋で酒盛り、宴もたけなわ。
やがて女性陣が入浴に行ってしばらくすると、
なぜか男性ふたりが襟をつかんでの大口論をはじめます。
仲裁に入ったやつも反対に怒り出して、口論はいよいよヒートアップ。
(半分私は寝ていたのですが、あとで聞いたら
 話す価値もない、あまりに下らない原因だったので、ここでは非公開といたします)。
男って、女性がいなくなると荒れるんだよね。
歳関係なくさ。

それも女性陣が戻る気配と同時に、ハッと我に帰りすぐに仲直り。
野郎同士、イタリア人もびっくりするくらい熱~い抱擁を交わしました。
あー、男とは何と愚かで浅ましい生き物であることよ。
女性たちは、それ見て喜んでましたけど、世の中・・・男と女がいるわけだよね。
(みんな良い歳をして煩悩のカタマリですな)。

うーん。
みんな明るく元気に飲んでいたけど、きっと家に戻ればそれぞれ事情があるんだろうね。
それでも誰もグチも泣き言も言わなかったのが、いちばんのミエなのかもしれません。

宿は駅からすぐの志ほみや旅館という旅館。
建物が古く煤けているけど、それを補おうと従業員の感じはすこぶる良し。
料理は普通に美味しいという感じかな。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする