小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

もとは琉球王国。しかし・・・

2010-05-29 13:10:23 | Weblog
昨年でしたか、赤坂に某稲川会系の事務所が引っ越してくるという時、
住民が集まって決起集会を開いたことがありました。
赤坂には某住吉会系の本部があって、万が一越して来られたら大変なことになるというわけです。

幸いというか、事務所の引っ越しはない話になりましたが、
別に暴力団がなくなったわけではありません。
事務所がなくとも、某稲川さんたちは第三京浜を通って赤坂に来ることができますし、
今まで通りに赤坂で商売をすることはできるわけです。

そんな意味で住民運動は、ババを引くのはイヤだから、
ジャマな奴はどこか目の入らぬところに引っ越してくれという、
ある意味身勝手な話ではあるのですが、ヤクザが隣に引っ越して喜ぶ人はおりません。
当然、私も決起集会に参加いたしました。
住民として当たり前の話です。


沖縄の基地問題も同様でしょう。
もちろん基地はヤクザではありません。
個人的には日本に必要なものだと思っていますが、
普通の人なら付き合わなくて済む暴力団と違い、
基地の近くに住む人にとって、毎日まき散らされる騒音は、
避けられませんからある意味ヤクザより始末がわるい。

しかし基地は歓迎できないとはいえ、
中国や北朝鮮の脅威から、今の日本の軍備だけで十分とはいえません。
戦争がはじまりそうな朝鮮半島の状況を横目に、
「基地はいらない」というのは、日本が侵略されてもかまわないと同様の意見です。
(フィリピンでも米軍が撤退したとたん、中国がやってきたものね)。

誰もが納得する解決法はないでしょう。
私自身は現行の状態を何も変えないことが、いちばんマシな解決法に思いますが、
それなら最初から基地移転など言わない方が良かったという話になります。

話がややこしくなるにつれ、沖縄文化圏が日本文化圏とますます違ったものに見えてきます。
いや、もともと沖縄は琉球王国だったのですから、違った文化圏で然るべきなのですが、
その点が浮き上がって見えてきて、
対立するポイントになるというのが、何とも残念なところです。

でも、沖縄の人が怒るのは当たり前だよね。


写真は先日、花風社社長と食事したバンコク酒場のメニュー。
南国シンハビールの味は、沖縄オリオンビールとよく似ています。
コメント (4)
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