小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

ラ・フォル・ジュネ〔熱狂の日〕2010~ショパンの子守歌

2010-05-05 08:42:58 | Weblog
5月になって更新がまばらになりました。
今月2回目の更新です。

連休の5月2日は、毎年恒例のラ・フォル・ジュネ〔熱狂の日〕音楽祭で半日を過ごしました。
ラ・フォル・ジュネは、言わずと知れた日本で行われるクラシック音楽最大のイベントです。
今年は会場は新潟と琵琶湖に広がったため、GW期間中の日程が大幅に減り、
チケットの入手が困難になった様子は、以前このブログでもご紹介しました。

で、ようやく入手した貴重なチケットのコンサートは14:15からの開始予定。
食事はその前に済ませようということで、かねてから義母の希望のあった
有楽町リプトンコーナーのビュッフェをいただきました。

ここは1500円で20皿以上の料理と、ケーキ10数種類が食べ放題。
平日は近隣のOLを中心に賑わう店として有名ですが、
この日はGW真っ最中ということもあって、若い女の子と家族連れが中心で、
正午過ぎに行った時はすでに長蛇の列。
ただコンサート開始までは2時間半程の余裕があったので、並ぶことにしました。

お店の方とすると、ケーキを入れて食べ放題、1500円の中から利益を出さないといけませんから、
料理はパスタや炒飯、リゾットなどのデンプン質が中心です。
それでもチキンのトマト煮やオムライスなどは水準以上かな。

このあとに苦心してチケットを取ったコンサートがあるのだから、
何とか腹八分目くらいにしておこうと思っていましたが、
食い意地の張った人間というのは救いがたいもの。
デンプン類が大好物の私は麺類もご飯もパン類も構わず、バクバクと口の中に入れ、
「もう食えんわ~」というくらい満腹に・・・。
丁度、コンサート開始1時間前でした。

「きれいに食べていただき、ありがとうございました!」
店の人からそう言われ、ちょっと嬉しい気持ちになりましたが、
待ち時間に広い会場を歩き回り、お土産やらグッズやらを眺めているうちに、
全身の血液が、ぢわぢわと胃袋にまわっていきます。
”こ、これはマズい。これは本当にマズい!”
と気づいた時はすでに時遅し。
珍しいショパンのオーケストラ曲を子守歌に爆睡です。

普段、クラシック通のような顔をして、
イザ演奏がはじまると寝てしまうなんて、何と情けない。
理性は本能に勝てないってことでしょうかね~。

ちなみに曲目は演奏会用ロンド「クラコヴィアク」、
ポーランドの歌による幻想曲、
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズの3曲。
ピアノはレバノン出身のアブデル・ラーマン・エル=バシャさん。
切れ目のないショパンのメロディを流麗に演奏していました。

え? 寝てたくせに何でそんなことがわかるんだって?
いや、そりゃ少し聴けば少しはわかります・・・いや、ホントに。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする