寛永六・七年頃の熊本府中を網羅した絵図は「加藤家屋敷割絵図」といわれるものだが、「熊本城跡歴史資料編第2分冊」においては、
「屋敷割下絵図」として紹介されている。
大変見事な絵図であり、加藤家時代の家臣の屋敷割が見て取れる。
加藤家の改易に当たりこの絵図は幕府に提出されたものと思われ、その後細川家の入国に当たり家臣団の屋敷割に使われた。
絵図の上にそれぞれ「上々々」「上々」「上」などと記入されている。
三卿家老以下重臣の屋敷の割当てが見て取れる。立派絵図がなんだか雑に扱われていて切なくなってしまう。
以降いろいろな絵図が作られていくが、府中すべてを網羅した「全図」としては最高級である。
そのスケール感もかなり精密で、現在の地図にもそん色ないように思える。
複製をつくって販売してもらえないものだろうか?「みうら折り」にして城下町を散策するのも良いではないか。
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