津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

本妙寺頓写会

2008-07-23 10:25:49 | 熊本
 加藤清正公を祀る本妙寺は今晩、10万人ほどの人でごった返します。頓写会(トンシャエ)と呼ばれる、一夜限りのお祭りです。
         www.akiz.jp/kumamoto/tonsyae/tonsyae.html
        www.akiz.jp/kumamoto/honmyoji/honmyoji.html
    (熊本宮口写真事務所のサイトから引用させていただきました)

 7月23日は、加藤清正の命日である慶長16年(1611)の旧暦6月24日の逮夜(前夜)にあたる日です。1周忌に、本妙寺三世日遥上人が法華経一部八巻の69,384文字の書写を始め、同年10月24日に完成しました。これを機会に、翌18年に各僧達が日遥を助けて23日の祥当逮夜に法華経全巻の写経を行いました。以来、これが清正祥当忌の恒例行事となりました。県内の日蓮宗120カ寺の住職が、700基の灯籠が立つ176段の石段を上って廟所へ向かい、1時間半に及ぶ写経の奉納と法要のあと、夜半まで読経は続きます。参道両側には約500もの露天が出店し、浴衣姿の女性や家族連れなどで賑わいます。  (熊本県観光総合サイトから引用)

 私は30年ほど本妙寺のすぐ近くに住みました。毎年友人を招いて宴を張ったものです。夕刻6:30から周辺の交通は遮断され、参拝の10万とも云われる人並みで満ち溢れます。「胸付き雁木(ムナツキガンギ)」と呼ばれる石段(176段)の足元を気にしながら、この際とばかりに若いカップルは(そうでない人も)手を取り合って、清正公の廟所(浄池廟・ジョウチビョウ)まで登るのです。熊本では「せいしょこさん(清正公様)」と親しく呼ばれる加藤清正公、その人気は衰える事は有りません。例年よく夕立に見舞われる「頓写会」ですが、今年も一雨来るかもしれませんね。暑い暑い熊本の夏の風物詩です。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 益田弥一右衛門言上書 | トップ | 細川氏動向--兼見卿記から(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿