津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■ねじねじ巻

2021-06-17 06:40:58 | 徒然

 中尾彬という俳優さんが、マフラーをねじねじ巻にして話題になったが、一般に流行ったようには思えないし、中尾氏は唯我独尊で一人我が道を行くといった態である。数百本ねじねじがあるというから恐れ入る。
なにか手本になるものがあったのだろうか?

 自然界でも、「何故?こんな形に」と思わせるものがある。義父がなくなってもう30年以上になるが、盆栽が好きな義父からもらい受けたものがいくつかある中に、この不思議な植物があった。
平鉢に春先になると蘭の一種を思わせる葉が目を出し、今の時期になると茎が20センチ以上に伸び、ピンクの可愛いい「ねじねじ」を付けた。
しばらくすると枯れてしまい、平鉢はただ泥の山になってしまって、水やりを忘れることもあり、数年後には枯れてしまった。
昨今自衛隊周辺を散歩する中で、この「ねじねじ」が咲いているのを見つけ、昨年数本を抜いて持ち帰り鉢に植えておいた。
見事に今年は姿を現して、「ねじねじ」を見せてくれた。
この植物、正式な名前は「ねじ花」である。なぜか芝生を好むというが、私が採取したところも芝生状になっていた。
散歩コースのその場所は、丁度芽が出るころ植込みの手入れのために刈込が行われたので、今年はまだ見かけることができない。
何のためにこのような不思議な形に進化したのだろうか。
この植物も中尾氏同様、人より変わったスタイルで目だちたいという、唯我独尊の意思を持っているかのようである。

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