津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

住宅地図

2005-01-12 10:55:42 | 歴史
 ご一新前、熊本市内の今では一等地にわが家はあった。当時の住宅地図がそれ
を教えてくれる。今では大きなデパートが建っているあたりだ。熊本城は眼前にある。
道を挟んで東側には、ご大身の大きな屋敷がつらなっている。白川の上流から取り
込まれた水路があったらしく、その末端部に当たるこのあたりを水道町といって、そ
の名残を地名に留めている。

新熊本市史の「別冊・地図絵図編」は、貴重な地図絵図を沢山掲載しているが、ゼ
ンリンにも劣らぬ住宅地図が載せられていて、頭やすめに覗いていると大変面白い。
道路の状態は今でも殆ど変っていないし、地図を片手に現場を訪ねてしばし佇み往
時のことに思いをはせるのも、また一興である。

 この一等地の百数十坪の土地を今所有していれば・・・と思うのだが、所詮藩から
借り受けたものでる。曽祖父の代から、幾度となく転居しての現在地は、残念ながら
熊本城を望むことはできない。
コメント
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