台風19号は相変わらず強い勢力を保ちながら、
現在東北の三陸沖合いを疾走中。
関東は昨夕から深夜にかけて暴風雨区域に、
またも大きな被害を残して走り去った。
ネットニュースでは、
死者19名、行方不明者10名以上とあって、
言葉を失った。
他に停電、断水、浸水、屋根が吹き飛ぶなど、
特に前回の台風15号の傷が未だ癒えない地域
での打撃はいかほどか。
胸がいたむ。
毎年ながら、この時期になると、
まず台風襲撃の心配をしなくてはならず、
本当に心が休まる暇(いとま)がない。
いくら科学が進歩したといっても、
台風一つの向きも変えることができないのだから、
人間はもっと謙虚にならねば、
とも思う。
我が家では自転車が車道に吹き飛ばされ、
瞬間停電が二度あったが、
幸いすぐ復旧して大事には至らなかった。
(自転車もすぐ気づいて事なきを得た)
今朝、
いつも通りウォーキングに出たら、
やはり森は倒木であちこち道はふさがれていた。
それでも倒れた樫の木の枝には
健気にもどんぐりがしっかり付いていた。
まだ小粒の青々としたどんぐり。
本来なら成熟して茶色になってから
落下するだろうに、
こんなに早く枝ごと落ちてしまって、
あとは枯れるのを待つのだろうか。
あれを思い、これを思い、
可愛らしいどんぐりにも哀れを感じる朝。