絵本というと 子供の本と思いがちですが、
そんなことはありません。
字がすくなくても 大人が充分楽しめる
示唆を含んだものが た~くさんあります。
クリスマスの月だから
今日は『ぐりとぐらの おきゃくさま』を。
野ねずみの ぐりとぐらは 雪の原っぱで
大きな足跡を見つけます。
「クマかな」「ちがう」
「落とし穴?」「ちがう」
二匹の野ねずみは 追跡することにしました。
どんどんいくと、
とある家の前に。
「なんだか見たことのある家だな」
「なんだ 僕たちの家じゃないか!」
でも、お客様は どこにもいません。
ベッドにも お風呂場にもいない。
大きな赤いマントと マフラー 長靴があるだけ。
「おかしいな おきゃくさまは どこだろう」
すると キッチンのほうから いい匂い!!
なんと お客様はサンタクロースで ケーキを
焼いているのでした。
その晩、 野ねずみは 森じゅうの動物を招いて
ケーキを食べました。
おなじみ 中川李枝子と山脇百合子姉妹の本。
クリスマスにふさわしい 絵本です。