一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

フィジカルエリート

2014-01-12 19:40:38 | 健康


      最近、知ったのだが、
      ある一定の年齢以上で健康な人を
      をフィジカルエリートというのだ
      そうです。

      概(おおむ)ね女性だと85歳以上。
      男性は80歳以上。

      確かにこの年齢で健康であれば、
      もう立派なエリートといって良い
      でしょう。

      ところが病気を持っていても、
      その対処によってエリートになれる
      ことが分かった。

      昨日、都内のホテルで開かれた、ある
      会合でのこと。

     ①仙台から出てこられたK夫妻。
      夫88歳、妻84歳。
      そもそも東京で事業をしておられたの
      だが、70歳で大病をされて、通院に
      便利な故郷の仙台に帰った。
      (右足の病気と糖尿と脳梗塞)

      現在は通院はしているものの、週一回
      の水泳と水中ウォーキング、そして
      食事療法で病気を手なずけている様子。

      ご主人の顔つやもよく、終始ニコニコ
      して人と接しておられるのが好印象を
      持たせる。

      俳句が趣味といわれる奥さんに
      「食事の管理が大変でしょう」
      というと、奥さんは
      「もう20年近くやっているので塩分
       も、カロリーもだいたいカンで分かり
       ます」
      と事もなげにいわれた。

      
      夫が妻の作った料理に全幅の信頼をおい
      ているだけでなく、
      夫の方も好奇心がつよく、いろいろ研究
      して、それが相乗効果を招いて好結果に
      つながっているのだと思った。

      ②Mさんはある新聞広告の元社長で、
      現在は定年退職して、自分で経営コンサル
      タントをしておられる人。76歳。

      もちろんITをこなし、英語、仏語、独語
      を使って、世界中に発信している。
      困ったことは年々寝る時間が減ること。
      今は24時間ひっきりなしに情報が入り、
      夜中に入ったものを明日起きてからと思う
      と、相手によっては2日遅れになってしま
      うので、つい無理してしまうらしい。


      ③Hさんは人工透析をしているので週3日は
      病院にくぎ付けになる。
      土日は解放されるのでコンサートや美術館
      巡りを楽しむ。
      郡山から東京のみならず、奈良、京都まで、
      この行動力は驚くほどだ。

      
      ④他にも震災以降、耐震検査の依頼が殺到し
      て忙しい建築家。
      団体には入らないが、一人黙々とボランテ
      ィアに励むOさん等々。


      政府区分によれば後期(または中期)高齢者
      ばかりだが、精神的には決して老いていない。
      溌剌と日常の仕事や趣味に取り組んでいる。

      無病息災というけれど、一病、人によって
      は二病、三病でも積極的に病と向き合い、
      決して根治しない病気も上手くコントロール
      して明るく生きられることを証明してくれた。


      一方の私はヒドイ風邪をひいて、
      昨日無理して出かけたせいか、今日は声が出なく
      なった。
      これじゃフィジカルエリートどころか、
      中期高齢者(正式な言葉ではないが)になる
      のも無理かもしれない。