一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

今年初の鍋

2010-11-27 17:29:50 | 雑記
  
     頭が空っぽでも意欲が全然湧かなくても
     用事は迫る。
     昨日は学生時代の仲間たちが集まる早め
     の忘年会があった。

     ここ十数年毎年行われており、男性は
     ほぼ現役を引退し、女性はというと
     (職場に縛られないだけ)自由で、さま
     ざまなのである。

     男女に共通しているのは親を送り(私の
     ように伴侶を送った人も何人か)、
     今度は自分自身の老後(イヤな言葉!
     でも現実)が迫っている年代。
     現実に仲間も1人欠け、2人欠けして、
     今春には現役バリバリだった人が胃
     ガンで亡くなった。
     彼はブラジル駐在が長く、年齢的には
     仲間うちでも最も若手なのだ。
     (仲間といっても大学1年~4年のひらき
      があり、年齢はさまざま)

     毎年、忘年会の知らせがある度に、昔の
     仲間が集まって懐古話に花を咲かせても
     仕方がないだろうと、やや否定的になる
     のだが、こうなると互いの生存を確かめ
     る貴重な機会になるということか。

     同じ鍋をつつき(毎年、その年初めての
     鍋料理になる)、少しずつ肩の力が抜け
     てきた男女の話を聞きながら、でもでも
     と思う。
     男性たちはせっかく満員電車やネクタイ  
     から解放されたのだから、これまででき
     なかった趣味なり生きがいなり見つけて
     充実した日々を送って欲しい。
     女性は、いわずもがなである。

     そして自分はというと、意欲が湧かない、
     集中力がないとほざいているヒマなど
     ないはずである。
     残された時間は日に日に少なくなって
     くるというのに……。
     ああ、それにしてもやる気がしない。