とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

オバマ大新統領の就任演説

2009年01月22日 | インポート

Photo バラク・オバマ氏がアメリカの第44代大統領に就任した。全米の支持率が79%と報じられている。その就任演説が全世界に流され少なからぬ感銘を与えた。そこには、アメリカの目指す方向性がしっかりと読み取れるものだった。ブッシュ政権から引き継いだイラクとアフガニスタンでの戦争と自国から発した未曾有の経済危機である。ここからのチェンジを訴えつづけての勝利である。テロとは断固戦うもののやがては、無益な戦争からの撤退をしようとしている。難題であるが、これからが試練である。
 「経済はひどく弱体化している。一部の者の強欲と無責任の結果だけでなく、われわれ全員の失敗だ」と率直に語り、「米国経済は、大胆で迅速な行動が必要だ。新たな成長の礎を創出する」として、太陽光発電や環境分野を重視したグリーン・ニューディ-ル政策を目玉に74兆円規模の景気対策を打ち出した。
 そして、オバマ大統領は「新しい責任の時代」に入る必要があるとして「自分と自国、世界への義務」喜んで果たすよう訴えた。政敵であったヒラリー・クリントン氏を国務長官に据え、共和党からも人材を登用するなど、全米の総力で難局を切り抜けようとする気迫が伝わる歴史に残る名演説だった。
 日本の国会は、発展途上国にも失礼な位、低レベル国会が続いている。

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