とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

少子化で厳しくなる保育施設

2022年07月16日 | 日記

 「保育園落ちた日本死ね」の匿名ブログが話題になったのは6年前のことである。待機児童問題を痛烈に批判したもので、一億総活躍社会を打ち出しながらも、子供を産んで社会に出て活躍出来ない不満をぶちまけたものである。
 この事が国会でも取り上げられ、待機児童問題の解消に向けた取り組みが急ピッチで進むことになる。このフレーズは2016年の新語・流行語大賞のトップテンにも入った。
 6年後の今年、報道によれば厚生労働省の調査で保育施設の5割強が、人口減少の影響で施設運営の維持が今後難しくなる可能性があると見ている事が分かった。すでに影響が出ているとした施設を含めると7割に上っている。担当者は「保育施設の在り方を見直す必要があると指摘している。
 酒田市の法人保育園・認定こども園の今年の入園状況を見てもはっきりしている。4月1日現在、21法人の定員1655人に対して入園者数は1403人で85%の充足率である。定員を満たしているいる法人は3施設で、少子化現象の深刻さから待ったなしの対策が求められる。
 酒田市は市立保育園を解消し長い年月をかけて法人保育園に切り替えてきた歴史がある。行政の効率化に寄与してきた法人保育園とどう向き合うのか議論を深める必要がある。

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