とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

動き出した遊佐沖・洋上風力発電

2022年07月02日 | 日記

 日本の電力需給がひっ迫している。国は夏場に向けて国民に無理のない節電を要請する事態となった。何とか中古の火力発電を動かし急場をしのごうとする姿は世界から見れば滑稽な姿に映るだろうと思う。電力の安定供給は産業の面からも、安全保障の観点からも国策一丁目一番地である。
 遊佐沖洋上風力発電計画は事業化に向けた「有望な区域」に指定されている。先日、資源エネルギー庁と環境省の担当者による住民説明会が開催され事業化へと一歩前に進んだ。事業化するには3段階の手続きが必要で、その2段階目に進み、法定協議会で議論、調整が図られる。
 直接影響を受けるのは南北10キロほどの日本海沿岸に住む西遊佐地区の住民である。日本海に沈む壮大な夕陽に包まれて、漁業や伝統ある鮭のふ化場を営み、砂丘地農業と広大な防風林を守りながら何よりも大事にしている鳥海山の恵みと景観を誇りにしている。
 その代表の方たちが相談に来た。「私たちは遊佐沖洋上風力発電が適地である運命に出会った。子孫や日本の未来を考えると、現世代に生きる者として決断したいと思っている。しかし、説明会には外野がいっぱい来て異議を唱え、私たちの意見はかき消されてしまう」
 考え抜いて出した結論だと思い感激した。是非この事を関係者に伝えて欲しいと願っている。

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