蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

グーグーだって猫である(映画)

2009年08月30日 | 映画の感想
グーグーだって猫である(映画)

大家といっていいマンガ家が主人公(小泉今日子)。
長年いっしょに暮らしてきた猫(サバ)が死んで落ち込んでいた主人公だったが、あたらしい猫(グーグーという名前)を飼うことにし、ちょっと気に入った男もできて立ち直る。しかし、彼女はガンに冒されていた。
主人公のアシスタント(上野樹里)は、絵画の勉強をするため留学を考えていたが、同棲している歌手の卵の男との関係をどうしようか、と悩んでいた。

気だるい感じの小泉さんが、功成り名遂げたマンガ家(でも心が通じていると感じられるのは猫だけ)の目標喪失感とか、孤独感とうまくマッチしてリアリティが感じられた。

上野さんは、(この映画でもそうであるように)天然系のキャラばかりが目立つのだけれど、本当にその路線でいいのでしょうか。美人・シリアス路線でも十分一流どころになれる天分があると思うんだけど。

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