蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

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2021年08月09日 | 映画の感想
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奨励会三段リーグを勝ち抜けなかった清田(吉沢亮)は、大学に入学し、AIの同好会?に加入し、将棋ソフトの開発を手掛ける。プロの腕前並に進化したソフトを擁してプロ棋士との対戦:電王戦に臨むが、対戦相手として現れたのは、かつての奨励会のライバル:浅川(若葉竜也)だった・・・という話。


本作のモデルとなった電王戦では、棋士の勝ち越しがかった対戦で阿久津八段がソフトの既知の弱点(バグ的なもの)を突いたことが議論を呼んだが、アンチクライマックス的なこの展開を本作も採用している。
浅川があえて2八角を選んだことは、棋士の事実上の負けを認めたことなのだ、ということなのだろうけど、やっぱり、映画としてはもう一工夫ほしかったかな、と思った。

と、文句をいったものの、画像では表現しにくいてテーマをうまく消化して、エンタメとして十分に楽しめる内容だった。

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