おそろし(宮部みゆき 角川文庫)
主人公のおちか(十七歳)は、叔父夫婦の店:三島屋に引き取られて働いている。結婚をめぐって辛い経験をして心が晴れない。叔父は、不思議な経験を持つ人を招いておちかと対話させることで、治療しようとする。おちかは乗り気ではなかったが、いのちをめぐる不思議な話を聞くうちに気分が変わってくる・・・という話。
三島屋変調百物語シリーズの初巻。
短編集かとおもいきや、5つの部分に分けているだけで、とある呪われた家屋を中心にした長編としても読める。
語り口のうまさは相変わらずで、ありふれた筋立て(失礼)なのに飽きることなくどんどん読める。そして、著者の悪癖?である話の長大化も相変わらず。文庫本で500ページ近くあるのに、本作はシリーズのプロローグの前半くらいの位置づけみたいだ。
主人公のおちか(十七歳)は、叔父夫婦の店:三島屋に引き取られて働いている。結婚をめぐって辛い経験をして心が晴れない。叔父は、不思議な経験を持つ人を招いておちかと対話させることで、治療しようとする。おちかは乗り気ではなかったが、いのちをめぐる不思議な話を聞くうちに気分が変わってくる・・・という話。
三島屋変調百物語シリーズの初巻。
短編集かとおもいきや、5つの部分に分けているだけで、とある呪われた家屋を中心にした長編としても読める。
語り口のうまさは相変わらずで、ありふれた筋立て(失礼)なのに飽きることなくどんどん読める。そして、著者の悪癖?である話の長大化も相変わらず。文庫本で500ページ近くあるのに、本作はシリーズのプロローグの前半くらいの位置づけみたいだ。