蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

プロ野球の一流たち

2008年10月13日 | 本の感想
プロ野球の一流たち(二宮清純 講談社現代新書)

プロ野球選手・監督へのインタビューを中心に、戦術論、技術論をまとめたもの。
素人にもよくわかる表現になっていて、楽しく読み進められる。

特に印象に残ったのは、

①配球のコツは内角球の使い方にあり(野村)

②長嶋は何も考えず来た球を打っていた(稲尾)→反対に、稲尾の方はいろいろと考えていたようだ。最近みたNHKの「その時歴史が動いた」では、長嶋に打ち込まれた稲尾が、長嶋の微細なクセを発見して以後抑えることができた、というエピソードが紹介されていた。

③野村監督は、選手が失敗の理由を理詰めで説明できれば何もいわない(山崎)

④ピッチャーは縦回転(野茂とか)か軸回転(桑田とか)のどちらかに分類できる(工藤)

⑤荒木は古田のサインに応えて抜群のフォークを投げたが、それは試合で初めて投げたフォークだった(古田)
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