園芸大好きsakkoの記録

1937年生まれの奈良のおばあちゃんのブログです。

鎮守の杜のしきたり

2007-10-01 22:55:53 | 
昨日は1日中雨。(雨天決行)
公園や道端の草刈と木の剪定などの作業があった。
雨の中、公園の小さな草をとっていたが、途中の休憩の後、
公園の生垣や寺の大きくなり過ぎた木の剪定や芝生刈など、
ハードな仕事を黙々と続けた。
私は大きな挟みや電動の枝きり機(名前はなんというのだろう)
などで切り落とされたのを、集める作業をした。
8時から11時半くらいまでかかった。
雨は降り続けるし、なんでこんな日に~と叫びたいくらいだった。

その後「内の隣組の人だけ残ってください」といわれた。
今度のお正月にお宮の「トンド」の当番が当たっているから、
そのことで話し合いますとのこと。
結局皆でお宮まで見に行くことになった。
トンドで燃やす木を確保しておくためである。
今から木をきって枯れさせておかないと、燃えないからである。
お宮の森の中をうろうろ・・・・・
めぼしい朽木を4本見つけた。
午後からもう一度道具を持って集まることに・・・・・
雨降っていますよ~~~。でも雨天決行
来週はもう稲刈りが始まるから忙しくなるのだという。

1時30分集合。
チエンソウを使える人がいて作業は瞬く間に終わった。
「おかげさまでたすかりました」 やれやれ・・・・・
なぜ、こんなこと(トンド)をとおもっていたが、
それなりの理由があることに気付いた。
この杜の木も毎年何本か立ち枯れるのである。
それを切って正月の「トンド」に使うのである。
そしてその分を植樹していく。
ず~~と続いてきた、しきたりである。
もし「トンド」が無かったら森に朽木がたまっていくだろう。
お宮の杜はこうして守られてきたのである。
雨の中、振り返れば、杜は静かに雨に降られていた。


今日から10月、1年早いな~と独り言を言いながら、
山野草の棚の「さわききょう」の写真を撮った。




秋の雨模様の日は紫の花が似合うな~と、メキシカンセージの花も撮る。





混合種の中に混じって春に咲いていたこの花、また咲いています。
秋色に・・・・・・



ヒゴスミレって何処にでも生えてくる・・・・
と思っていたらすごい種をみつけた。
納得のsakkoである。



虫に付かれ易い「ミセバヤ」ほとんど葉を落としてしまったが
咲きには小さな蕾が・・・・・・



またもサクラランが咲いた。(この大きさが実物大に近いです)



花もさることながら、葉のピンクも美しい。




悲しいかな、このピンクの葉はいつか白くなり、いつか朽ちてしまうのである。
葉緑素が無いからだろうか。

最後に大写し





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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
しきたり (ししまる)
2007-10-02 01:24:50
なるほど。何気なく続いているお宮の行事にも、
もう一つの意味があったのですね。
「とんど」って、ひょっとしたら...。
と思って調べてみたら、うちの地方で言う「どんど焼き」
の事みたいですね。
どうやら地域によって(?)呼び方が違うようです。
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ヒゴスミレ (鬼家(オニイエ)雅雄)
2007-10-02 10:47:44
こんにちは。
我が家にも、この写真のような種を付けるスミレがあり、名が分かりませんでした。
ヒゴスミレかも知れないと、図鑑を調べたら花の色は白だと書かれていましたので、我が家の花は紫色で葉は3枚に分かれていますので、エイザンスミレのようでした。
花芽が沢山出来たと思っていたら、花を咲かせないで種ばかり出来て、不思議な植物だと育てています。
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こんにちは (びわこ)
2007-10-02 10:59:27
今日はお日様が頑張ってくれて、ちょっと逆戻りです。
作業、お疲れ様でした。
とんどは「どんど焼き」のことですね!
こちらでは「左義長(さぎちょう・・この字で合ってたかしら?)」、実家の信州では「三九郎(さんくろう)」と言います。
神事とともに、ちゃんと環境に配慮した、理にかなった行事なのですね。
きちんと伝統を守る気持ちと、人手があればこそ続けられることですね!

サクラランの花期って長いのですね~
ああ、美しいです。
うちのはいつ咲くのでしょう。
楽しみに待つことにします
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ししまるさん (sakko)
2007-10-02 19:45:23
「とんど」焚き火のこともそういっていました。
方言だったのですね。
「お宮さんのとんど」と何気なく云っていました。
野焼きなども禁止さえている作今、もうこんな行事を止めてしまえばと思ったのですが、
ずっと引き継がれてきた行事ですから守っていくべきなのでしょうね。
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鬼家雅雄さん (sakko)
2007-10-02 19:48:36
私のは白い花が咲きましたので、
間違いなくヒゴスミレですね。
春には白い花を咲かせるのですが、この時期は花を見ないのに種が出来ます。
不思議なこともあるものですね。
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びわこさん (sakko)
2007-10-02 19:55:17
滋賀と奈良は隣り合っているのに言い方が違うのですね。
もしかして田原本の辺りだけ「トンド」というのかもしれませんね。
左義長、三九郎・・・・・
色々呼び名があるのですね。どんどやきが一般的なのでしょうね。

サクラランは一度咲いたら同じところから何回か咲きます。
花が散ってもそのあとを取らないで置くとまた同じ場所に花を付けます。
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ご苦労さまでした (りつこ)
2007-10-02 20:39:17
sakkoさん 地域の行事ご苦労さまでした。
何処でも今の季節に草を刈ったり、お掃除をするのですね。
この地域も9月30日の日曜日でした。
主人が出てくれましたが、雨が降ってて大変だったようです。
トンド焼きの用意も今されるのですか、大変でしたね。
ヒゴスミレの種沢山入って、来年又沢山増えそうです。
サクララン、可愛いお花が何回も咲いて、いいですね。
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パワフルsakkoさん (zenpeichan)
2007-10-02 20:42:05
結局30日は1日仕事になってしまったようですね。
疲れを知らないsakkoさん、凄い!
頑張れるその力はどこから出てくるのですか?
地域への愛着がとっても強いですね。
鎮守の杜を生かすも殺すもやはりそこに住んでいる方々ですねぇ。延々と続く伝統の奉仕作業は大事な大事な作業だったんですねぇ。
サクラランの葉っぱの意味分かりました。ありがとうございます。私の所のピンクの2枚、まだ咲いていますが観察していきます。面白そう・・・。


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りつこさん (sakko)
2007-10-03 00:13:28
りつこさんの所も草刈や掃除の作業があったのですね。何処も同じですね。
一日中雨で大変でした。
お正月のとんど用の木は今から乾かしておかないと燃えないのです。
旧村はいろんな仕来りがあって、付き合いも大変です。
ヒゴスミレは来年は沢山咲いてくれるでしょうね。
サクラランは年に何回か咲きます
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zenpeichanさん (sakko)
2007-10-03 00:21:13
30日は一日中雨で大変でした。
いつもはこういう事は息子が出てくれるのですが、例のベトナムの研修の後、仕事がたまっていて急がしそうなので、云わないで私が出ました(親心?)

サクラランの葉のことですが、
以前あったピンクの葉がなくなっていて、白い葉があったので、そう思ったのですが、間違っているかも。
これから良く観察します
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