穴にハマったアリスたち

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マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第13話~第16話(感想3周目)

2011年02月19日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
明日は貴重な土屋さん(シスターシェシェ役)のライブです。

【Live!starlight!001】
 日時:2011年02月20日(日)開場17:30/開演18:00
 場所:L@N Akasaka
 チケット:4,000円
 出演:オリヒメヨゾラ、ながさきの&彩川みく、大野まりな、加瀬愛奈、金子未佳、加乃みるく、民安ともえ、土屋実紀、なかせひな、水霧けいと
 詳細

【Cri☆siS Final Live ~また会う日まで~】

 日時:2011年03月26日(土)開場17:30/開演18:30
 場所:吉祥寺スターパインズカフェ
 チケット:3,000円
 出演:Cri☆siS (「ぴっち」出演声優+激務なOLさんによるバンド)
 公式ブログ

■マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第13話「人魚の儀式」
■マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第14話「星空の記憶」
■マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第15話「渚の約束」
■マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第16話「秘めた想い」



るちあさん:
 「やったー!楽勝だったね!」
 「そりゃそうよ」
 「だって私たち、3人一緒なら怖いものなんてない!」
 「あっはっはっはっは!!」

るちあさんたちの武器はお唄。
「ぴっち」を知らない方からすれば「どうして唄ってる最中に敵は攻撃しないのか」と思われるかもしれません。
攻撃してるんです、敵さんは。だけど通用しないんです、お唄の前に。

お唄を止めようと、敵さんは健気に攻撃を放ちます。
だけど悉く、謎の防御結界(るちあさん曰く「ライブステージ」)により弾き返される。
「耳をふさぐ」といった原始的な手段は、第2話で早くも試されました。そして絶望しました。
別の騒音で中和しようとしたり、不思議な魔法アイテムでエネルギーを吸収したりと、あらゆる手段も試みました。
人質、待ち伏せ、罠、不意打ち、騙し打ち。色々やったんです。

でも全ては無駄でした。

Super Love Songs!(リンク先:YouTube)



 『愛を伝えて Super Song! 勇気をくれる愛の歌』
 『凍りついた世界で 一人きりの夜明けも 小さな体だけど負けない』
 『愛を右手に Super Live! 涙と汗のステージ』
 『想いは世界をつなぐよ』

「ぴっち」の数多ある合唱曲の中、「最弱」とも言われる「Super Love Songs!」。
初登場時のEDテロップでは曲名を間違えられ、後には「人魚さんの歌」というよりも「敵が唄った唯一の歌」として認識されることの方が多いお唄。
そんな「がっかりソング」なのに、この破壊力です。恐ろしいまでの戦力差。
(そもそもお唄を語る際に、攻撃力を念頭に話すのはおかしい気もしますが)

一旦唄い出したら人魚さんは止まりません。
泣こうが喚こうが、最後まで笑顔できっちりと唄いきります。
完全に戦意を喪失している相手に対し、この暴虐。

敵さんは決して弱いわけではない。
深海の水圧に耐え、気象すら操る能力を持つ彼女らは、人類ごときなら簡単に殲滅できます。
弱いわけではないんです。お唄が、強すぎるんです。

段々とこのあたりから、人魚さんに対する敵意が湧いてきます。
ひどい…。いくら魚だからって、こんな狼藉が許されるなんて…。
お唄に苦しめられる敵さんに、毎週お唄を聞かされる視聴者の心がシンクロしていきます。
憎い。ぴちぴちボイスが、憎い。
耳を押さえて慈悲を求め、出口のない空間から逃げようと必死に走る敵さんの姿には、涙を禁じ得ません。

こうして積み重なっていったフラストレーションが、やがて壮大な悲劇を巻き起こすのです。


(左画像)
マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ボーカルコレクション ジュエルボックス1

(右画像)
マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ Vol.4 [DVD]


↑のアルバムは「夏なのにサンタるちあ」でお馴染みのボーカルアルバム。
当時、真夏になってもこのジャケットでCMやってた。
人魚さんには季節なんて関係がない。

それと余談ながら。
るちあさんの口癖は「のーしよう」。
15話ではさりげなく10回近く言ってます。のーしよう。のーしよう。
この娘のぴちぴちボイスは破壊力が高すぎて困る。

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