■(第11話)キミとアイドルプリキュア♪「Trio Dreams」感想
咲良さんが夢を探すお話。今後もED曲を兵器運用なさるんだろうか。
キミプリさんの今後の方針がまだはっきりしないのでかなりの勇み足というか、ほぼ無関係だろうなとは思いつつも、感じたことを書いてみる。
今回、夢探しの際に職業を軸に探していました。でもしっくりくるものがなく、「三人一緒で活動する」という内容重視のものが回答として提示された。
「大好きな歌うこと」
「誰かにキラッキランランになってもらうこと」
「それをウインクとキュンキュンと3人で」
「アイドルプリキュアとしてやっていくこと」
プリキュアさんは「女の子だって暴れたい」をコンセプトとして掲げています。
この「暴れる」は、幼児的には「外で活発に遊ぶ」「取っ組み合って遊ぶ」等々を直接的には指すのでしょうけど、拡張して「女性の社会進出」等にも置き換えられてる(参考:全プリキュア展や、15周年時のプロモーション動画)。
ただこれは、専業主婦を初めとした対外的な仕事に重きを置かない役割と相性が悪い。
夢探しにしても、昔であれば「お嫁さん(≒専業主婦)」が筆頭に挙がってもおかしくないのに、今だと厳しい。
言うまでもなく専業主婦だって「暴れたい」と本質的には矛盾しない。それこそ大昔からあるステロタイプな肝っ玉母ちゃんは自立して自分を通している。
また、そもそも生涯で一つの社会的立場にしか立たない人ばかりではない。
正社員→育休→時短→フルタイム→退職→パート→正社員等々のような働き方は当然ある。
これを「本当はバリバリに働いてキャリアアップしたかったのに、道を絶たれた」と決めつけるのは変。
望んでその道を選ぶ人も多数いる(ちなみに非正規雇用者の大半は望んで非正規を選んでる)。
これを職業を軸として夢語りしようとすると、かなり難しいです。
咲良さんの状況はこれに近いんじゃないかと思う。どの職に就くかは興味の本質ではなく、趣味の歌を唄いながら、周囲をキラッキランランにできるならそれで良い。
父母との会話も、聞きようによっては「実家暮らしの独身者が、これからも家族と共に過ごすよと発言した」流れを想起します。
既に働いているので職業は夢ではない(既にアイドル(プリキュア)だからアイドルになることは夢ではない)。今のまま大好きな家族と共に過ごすことが夢。
だけどもしもその機会が巡ってきたなら、新しい家庭を作ってそちらに軸足をうつす。そんな風にも聞こえる。
これは、家族という狭い世界から外に飛び出す…というのとはちょっとニュアンスが違うように思う。
咲良さんは「世界が狭い」キャラには見えない。そうではなく、新しい自分の家庭を作るようなイメージ。
シリーズ開始から22作品目。最初期の視聴者が現20代後半で、結婚や出産を経験する人が増えてくる背景にも合ってそう。
「かつてのプリキュアファンが親になり、玩具を買うかを決定する立場になる」というのはビジネス的に超重要なので、何某か意識しててもおかしくないはず。
本作で再三登場する「誰かの真似や影響を受けて成長する」要素は、親子関係にもろに当てはまります。
アイドルの解釈を「愛しの我が子はアイドル。うちの子は最高!と親から推されてる」とすると、「今はアイドルプリキュアをするのが夢」≒「子供時代を精一杯楽しむ」とも解釈できそうだし、そこから出てくる次のステップは「我が子を推す側に回る」です。今回の咲良父母の話しぶりとも合致しそう。
父母からの独立は「縁が離れる」ので、チョッキリ団の要素を含むのも気になります。
これに関しては上記の職業云々は抜きにしても、作中で言及されていますからクローズアップされてきそう。
縁を切ることで新たな世界が広がり、またそれによって切れた縁も違う形でより強くなるとかそんな感じ。
独立した子供が、孫ができてそれまでとは違う形で父母との仲が深まる…みたいな。
現時点ではどうとでもこじつけられる程度のことなので、漠然とした霞のままですが、取っ掛かりのようなものは見えてきた気がする。
※プリキュアは子供向け玩具番組なので、子をもつことを絶対的な正義として扱って問題ないと思ってます。
※男性の「男の子だってお姫様になれる」にまで言及すると文章が長くなるので省略します。
咲良さんが夢を探すお話。今後もED曲を兵器運用なさるんだろうか。
キミプリさんの今後の方針がまだはっきりしないのでかなりの勇み足というか、ほぼ無関係だろうなとは思いつつも、感じたことを書いてみる。
今回、夢探しの際に職業を軸に探していました。でもしっくりくるものがなく、「三人一緒で活動する」という内容重視のものが回答として提示された。
「大好きな歌うこと」
「誰かにキラッキランランになってもらうこと」
「それをウインクとキュンキュンと3人で」
「アイドルプリキュアとしてやっていくこと」
プリキュアさんは「女の子だって暴れたい」をコンセプトとして掲げています。
この「暴れる」は、幼児的には「外で活発に遊ぶ」「取っ組み合って遊ぶ」等々を直接的には指すのでしょうけど、拡張して「女性の社会進出」等にも置き換えられてる(参考:全プリキュア展や、15周年時のプロモーション動画)。
ただこれは、専業主婦を初めとした対外的な仕事に重きを置かない役割と相性が悪い。
夢探しにしても、昔であれば「お嫁さん(≒専業主婦)」が筆頭に挙がってもおかしくないのに、今だと厳しい。
言うまでもなく専業主婦だって「暴れたい」と本質的には矛盾しない。それこそ大昔からあるステロタイプな肝っ玉母ちゃんは自立して自分を通している。
また、そもそも生涯で一つの社会的立場にしか立たない人ばかりではない。
正社員→育休→時短→フルタイム→退職→パート→正社員等々のような働き方は当然ある。
これを「本当はバリバリに働いてキャリアアップしたかったのに、道を絶たれた」と決めつけるのは変。
望んでその道を選ぶ人も多数いる(ちなみに非正規雇用者の大半は望んで非正規を選んでる)。
これを職業を軸として夢語りしようとすると、かなり難しいです。
咲良さんの状況はこれに近いんじゃないかと思う。どの職に就くかは興味の本質ではなく、趣味の歌を唄いながら、周囲をキラッキランランにできるならそれで良い。
父母との会話も、聞きようによっては「実家暮らしの独身者が、これからも家族と共に過ごすよと発言した」流れを想起します。
既に働いているので職業は夢ではない(既にアイドル(プリキュア)だからアイドルになることは夢ではない)。今のまま大好きな家族と共に過ごすことが夢。
だけどもしもその機会が巡ってきたなら、新しい家庭を作ってそちらに軸足をうつす。そんな風にも聞こえる。
これは、家族という狭い世界から外に飛び出す…というのとはちょっとニュアンスが違うように思う。
咲良さんは「世界が狭い」キャラには見えない。そうではなく、新しい自分の家庭を作るようなイメージ。
シリーズ開始から22作品目。最初期の視聴者が現20代後半で、結婚や出産を経験する人が増えてくる背景にも合ってそう。
「かつてのプリキュアファンが親になり、玩具を買うかを決定する立場になる」というのはビジネス的に超重要なので、何某か意識しててもおかしくないはず。
本作で再三登場する「誰かの真似や影響を受けて成長する」要素は、親子関係にもろに当てはまります。
アイドルの解釈を「愛しの我が子はアイドル。うちの子は最高!と親から推されてる」とすると、「今はアイドルプリキュアをするのが夢」≒「子供時代を精一杯楽しむ」とも解釈できそうだし、そこから出てくる次のステップは「我が子を推す側に回る」です。今回の咲良父母の話しぶりとも合致しそう。
父母からの独立は「縁が離れる」ので、チョッキリ団の要素を含むのも気になります。
これに関しては上記の職業云々は抜きにしても、作中で言及されていますからクローズアップされてきそう。
縁を切ることで新たな世界が広がり、またそれによって切れた縁も違う形でより強くなるとかそんな感じ。
独立した子供が、孫ができてそれまでとは違う形で父母との仲が深まる…みたいな。
現時点ではどうとでもこじつけられる程度のことなので、漠然とした霞のままですが、取っ掛かりのようなものは見えてきた気がする。
※プリキュアは子供向け玩具番組なので、子をもつことを絶対的な正義として扱って問題ないと思ってます。
※男性の「男の子だってお姫様になれる」にまで言及すると文章が長くなるので省略します。