穴にハマったアリスたち

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(第30話)ひろがるスカイ!プリキュア「ひろがる海!ビーチパラダイス! 」感想

2023年08月27日 | ひろがるスカイ!プリキュア
■(第30話)ひろがるスカイ!プリキュア「ひろがる海!ビーチパラダイス! 」感想


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第30話より)

ソラシド世界の7割は海。驚愕の事実にソラさんは思った。海戦に備えて泳ぎを鍛えよう。
ソラさんのこういう尖った考え方、好き。

だけどその心持では泳ぎは身につかなかった。目的を見据えて身構えてやるよりも、楽しんで経験を積み重ねた方が身につくこともある。
序盤から描かれてきた、ひろプリさんの基本方針。

「7割が海だから海戦」の発想のズレも絶妙です。
私らの感覚では、海が多いとはいえ陸上での戦いが基本です。「7割」といっても平均的に点在してはおらず、居住空間が戦闘の場になるのは必然だからです。

これは逆も言えて、私らは「スカイランドは空ばかり」と聞くと「空中戦がありそう」と思ってしまう。多分ソラさんが聞いたら「確かにスカイランドは空が多いですけど、空で戦ったりはしないですよ」と言うかもしれない。
無意識の思い込みが表現された、地味に面白いすれ違いだったと思う。

「魔女の本拠地」「ナッツハウス前の池」「DX3」「あとまわしの魔女」などなどの事例も過去にはあったけれど。
スカイランド製の今期のプリキュアさんには、水中戦用の機能がついてないらしい。

【オールスターズ】
シュプリームさんが喋りました。そして激震。

全く想像していませんでしたが、シュプリームさんは男子の可能性があったのか。
改めて思えば、2人目の男子プリキュアを出すなら、このタイミングのようには思えます。
あるいは性別不明なままで解釈に委ねる方向か。

正直なところ、20周年のメモリアル映画にそういった論点を入れ込んでくるのは気持ちが悪い。
これは「男子だから」ではなく、「ゲストキュアが芸能人」とかと同種の話で、ぽっと出のその要素にフォーカスが当たってしまうと、プリキュアのこれまでが脇役のように感じてしまう。

男子プリキュアのような「他者とは異なる特徴」の扱い方としては、方向性はふたつある。

・それは特殊なことだから、違いを意識した展開にする。
・それは普通のことだから、違いを殊更には扱わない。

例えば「方言を話す初のプリキュア」である日野さんは、転入生というバックグラウンドを持ち、それ故に同じ転入生である星空さんや、留学生のブライアンに親身になることに説得力があった。
スタプリの天宮さんは、「花と笑顔で誰とでも仲良くなれる」という親から学んだ価値観が通じない相手もいる…という展開に「親がラテン系」なことが寄与していた。要は「狭い地域の狭い価値観だから通じない」のではなく、「グローバルで通じる絶対的に正しそうなことすら通じない」が大事だったので。

後者はヒープリの平光さんの母親不在。統計的には少数派であっても、異常でおかしなことではないのだから、理由だのは意図して省かれた。
(但し、平光さんの性格に影響を与えていそうなことは、何となくは示唆されている)

男子プリキュアの扱いは、ツバサくんを見るに後者のようです。
ただそのせいで「ましろさんは、知らない内に異性と同棲していた」「エルちゃんのおむつ替えをどうしているのか」といった生々しい問題を抱えてしまっています。

※蛇足ですが、ハグプリのはぐたんのおむつ替え問題は、タイムトラベルの考察ネタの一つになってる。

男子プリキュアが問題なのは「男がプリキュアになるなんて気持ち悪い」といった問題以前に、「抱き合ったりといったこれまで普通に行われてきた描写に制限がかかる(あるいは違和感がでる)」のように思えます。
そして何より、こういった本筋とは無関係なことに、一々意識が向いてしまうと集中できない。
(本筋と関係あるのであれば、前提となる「男女の違いを扱わない」と矛盾をきたしかねない。またはジェンダー問題がメインのテーマとなってしまう)

アンリ君の時も、本題である「解決不可能な制限により選択肢が狭まっても、未来は絶望に染まってはいない」ではなく、「初の男子プリキュア」のジェンダー問題として注目されてしまい、公式が困惑しています。

依然として「F」の意図も不明なままなこともあり、今回の映画は色々と不穏だ。
まぁこれ自体が、ひろプリさんの「目的はさておき今は目の前のことを楽しもう」に通じるのかもしれないけれど。
OPでも歌われている「変化と遊んで」の心意気。なかなか難しいな…。
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(第29話)ひろがるスカイ!プリキュア「ソラと、忘れられたぬいぐるみ」感想

2023年08月20日 | ひろがるスカイ!プリキュア
■(第29話)ひろがるスカイ!プリキュア「ソラと、忘れられたぬいぐるみ」感想


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第29話より)

あまりに異質で不思議なお話でした。

突然沸いてきた動くぬいぐるみの怪異。
これまでとは全く違う、何かを助ける話。
ミノトンらしからぬ戦い方で、しかも戦略として意味も必然性もない。

ここまで異質だと、意図してのものとしか思えません。

館ランボーグの体内での出来事は、素直に見るなら「オールスターズメモリーズ」のミデンとの戦いのオマージュに見えます。
「際限なく追いかけてくる巨大な敵」「不思議な空間で手を差し伸べる」「捨てられた大事な品」などなど。

但し、決定的に異なることがある。

・思い出を持たなかったミデンに対し、ぬいぐるみは思い出を持っている
・思い出を土台にしたエールに対し、スカイは思い出を持たない

立場が入れ替わっている。
努力する機会すらなかったミデンと比べて、ソラさんには鍛錬の過去がありますから、綺麗にひっくり返っているのではない。
とはいえ、かなり象徴的な対比になってる。

これまでも繰り返し描写されてきたように、ソラさんには幼少期に遊んだ子供らしい思い出がない。
現実世界でいえば、医者などになるために遊びを我慢して勉学に励んできたようなもの。
そう思うと、ソラさんは「プリキュア(子供時代の遊びの思い出)」を知らないプリキュアなのか。

10周年や15周年では、子供時代の思い出(プリキュア)を胸に、現実の不幸に立ち向かっていました。
20周年の今年は、考え方が逆なのかもしれない。
現実の壁にぶつかったかつての子供が、自分が切り捨ててきた子供時代の思い出の大切さに気付くとか。

これも現実世界で見ればイメージしやすいかも。
ずっと勉強やスポーツに励んできて、それしか知らないまま社会に出て、壁にぶつかった。
そんな最中にふと経験した、これまで「無駄だ」と馬鹿にしてきた子供っぽい遊びが、新しい視点をもたらし成長につながった。

ここまで劇的ではないにしても、社会人になって子供時代の楽しみを忘れる人は珍しくないと思う。
忙しい激動の日々に、とにかく早く一人前(ヒーロー)にならなきゃと職場と自宅を往復するだけの日々。
ぬいぐるみを忘れてきてしまったように、かつて大好きだった「プリキュア(に象徴される子供時代の宝物)」を忘れてしまった。
そんな折に、忘れてきた思い出と再会するのが「ひろプリ」なのかもしれない。

確かに、全プリキュア展等でメインターゲットに据えた「20代女子」は、ドンピシャリでそのような方々が多数いそう。
私自身が20年ずっとプリキュアを見てきてるせいで失念しちゃってましたが、「子供の頃に応援して、その後プリキュアから離れる」方が多数派だものな。
「プリキュアは子供っぽい」と卒業したお子様たちが、社会人になり改めて「プリキュア」に触れる。20周年作として非常に納得できるコンセプトです。

一方で、1か月後に公開の「オールスターズF」は「プリキュアしかいない世界」が舞台のようです。
ヨヨ邸での日々は「プリキュアしかいない」ので、それに掛かってるのかとは思っていましたが、今回の話を見ると正に「ひろプリ」の本質に直結する要素っぽい。

「プリキュア」と「ヒーロー」の違いも、ようやく朧げに見えてきた気がします。
考えてもみれば、子供時代の遊び(プリキュア)を知らないソラさんがプリキュアをやってるのは、かなり異様です。
プリキュアを知らないキュアスカイが、自身も成長しながら、プリキュアを忘れてしまった私たちにプリキュアを思い出させてくれる物語か。

奇しくも今年は春映画がなく、ソラさんたちはストーリー上も他のプリキュアのことを知らない。
20周年でありながら「プリキュアを知らないプリキュア」というのは、なかなか尖ってる。俄然、面白さが加速してきた。
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(第28話)ひろがるスカイ!プリキュア「あげはのアゲアゲファッションショー」感想

2023年08月13日 | ひろがるスカイ!プリキュア
■(第28話)ひろがるスカイ!プリキュア「あげはのアゲアゲファッションショー」感想


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第28話より)

辛い時や雌伏の時があるからこそ、今、楽しく笑う。
楽しく笑えるように、実力を高めて辛いことも乗り越える。

一見すると能天気に楽しくやってるだけに見えても、ほんの僅かなかけ違いで、赤ちゃんが舞台上で泣いてショーが中断する恐れもあった。
楽しい場を作れているのは、そこに至るまでの積み重ねがあったから。

現実の仕事ももちろん同じくで、にこやかなスタッフさんは物凄い努力をなさってる。
ちょうど盆期間なので、特にそう思う。災害級の暑さの中、本当にありがたいし、私も別の分野で同じように何かを支えたいと思う。

【余談1】
ところで唐突に出てきたお姉さんですが、エルちゃんのことをどう認識していたんだろう?
ショーへの出演を考えたなら、真っ先に保護者に許可を取ろうとするはずです。
劇中ではそんな素振りが全く見えないので、「あげはの子」と認識していそうな気がする。

【余談2】
中学生あげはさん。今から約5年前。
5年前といえば、リアル世界ではハグプリ時代です。

素直な感想として、現あげはさんより過去あげはさんの方が「プリキュアっぽい」とは思う。
なので見ようによっては「ハグプリ時代(15周年)に変身が間に合わなかった子が、5年たって参戦した」のような深読みこじつけもできそうな気がする。

「成人だからダメ」「中学生の方が良い」といったことではなく、5年前に何かが足りなかった子が、大人になってその領域に届いた、何歳になっても遅くない、とかそういう感じで。

全く描写されていない事なので邪推の域ですが、父についていった姉二人が煌びやかな場に立っているのを見て、中学生あげはさんとしては何か思うところがあったのかも。それを昇華して自分の道を確立したからプリキュアになれた…とか。
年下3人には、昔の自分を重ねて見てるのかもしれない。

【余談3】
背景的には最も戦闘向きのスカイさんが、結果的に最も戦闘センスのない突撃お化けになっているのはいかがなものか。

暗に「鍛えるだけでは意味がない」というミノトンへのアンチテーゼにもなってはいるのですが、ソラさんには強者であって欲しいので、ちょっと救済処置が欲しいところ。
今回のテーマ的にも「過去に辛いことや努力があった」のはソラさんも同様ですから、もう少し花開いてもいいんじゃないかしら。

【余談4】
次回はソラさんが何かに怯える話。お化け全般というより、「忘れられたぬいぐるみ」に特定のトラウマがありそう?

直感的に、映画ハピネスチャージ「人形の国」を連想して背筋がぞわぞわします。
ソラさんは「プリキュアやジークを切り捨てて、バレエ(ヒーロー)に邁進したつむぎさん」とも言える。逆「人形の国」だったら怖い。
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(第27話)ひろがるスカイ!プリキュア「ミラーパッドでワクワクレッスン!?」感想

2023年08月07日 | ひろがるスカイ!プリキュア
■(第27話)ひろがるスカイ!プリキュア「ミラーパッドでワクワクレッスン!?」感想

前回に引き続き、今回も必然性のない筋トレを拝めた。
プリキュアさんは是非無意味に体を鍛えていて欲しい。


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第27話より)

と思っていたら、トレーニング回だった。
そして色々と不可解だった。

少し前のソラさんだったなら、今回の状況には歓喜していたように思う。だって、色んな方法でトレーニングできるんですよ!
それが何と花火を優先していらっしゃいます。何という柔らかなソラ。

幅と余裕が出てきて人間としては「良いこと」だとは思いますが、ソラさんにはもう少し尖っていていただきたいのも本音。「こっちに引っ越します」ぐらいの勢いで、トレーニングモードに入り浸っていて欲しい。

さて何より不可解なのは、エルちゃんが単独行動していて、誰もそれを気にしていないことです。
今回のお話の導入は、エルちゃんが同じ部屋にいても成り立ちます。外に飛び出る描写が不要になるので、屋内で操作されてた方が自然とすら言える。
わざわざ手間をかけたのだから、何か意味があると思いたい。

「ひろプリは新社会人を背景にしている」説に則るなら、「自分はこうだと決めつけずに、周囲の人の良いところを真似て色々挑戦しよう」かと思われます。
逆に言えば、自分の得意なことばかりをやっていると視野が狭まる。

冒頭のシーン。
ソラさんは筋トレ、ましろさんはネイル、ツバサくんは読書、あげはさんは保育で使う振り付けと、ご自身の興味に没頭している。好きで興味があるから、他が目に入らなくなる。だからエルちゃんがお留守になった。

そこまではトレーニングでのシャッフルとも通じますから良いとして、何故誰も気にしていないんだろう?
普通に考えれば、ソラさん達のモチベーションは「花火を見る」ではなく「エルちゃんが危ない」です。

社会人でいうなら「家族で楽しむために急いで帰ろう」と「子供の世話のために急いで帰ろう」の違いのようなものかもしれない。
後者だと義務や悲壮感が出てしまう。だから「楽しみのため」に帰る展開にした。

大事な点として、実は両方ともやろうとしていることは同じです。
「花火を見る」際には「エルちゃんの世話」も当然する。「花火を見るために帰ろう」も「世話をするために帰ろう」も行動に違いは出ません。

これは育児あるあるというか、「育児行為そのものを楽しみにしてよいか」問題は育児界隈の最大の闇だとも思う。
「花火を楽しむとは何事か。育児を真面目にやれ」に類することはよく聞く。育児は辛くて苦しいことだの思い込みが先行して、「一緒に花火を楽しむ」を育児とみなさない風潮が実際にある。

プリキュアファンなら、「プリキュアイベント(例えば、現在開催中の池袋のイベントを想像してください)」で例えるとイメージしやすいかもしれない。

(1) プリキュアに全く興味がなく、子の世話のために付き添いで参加する親
(2) 自らもプリキュアのファンで、子と一緒に楽しむために参加する親

この人たちが、不意の残業で仕事が増えたとします。早く終わらせないとプリキュアイベントに行けない。
(1)は「子の世話のために早く帰らねば」を思うでしょう。(2)もそういう思いはあるにしても、「プリキュアイベントに行きたいから早く帰ろう」も前面に出てくるはず。
では(2)の親は育児放棄しているのかといえば違います。プリキュアイベントに行くことには、子供の世話も含まれている(世話というか「子供と一緒に楽しむ」こともセットなので、意識するまでもなく世話をする)。

こういう観点でいえばソラさんたちの「花火を見るために帰ろう」も、納得できる余地は出てくると思う。
ただ、リアルが災害級の猛暑かつ目を離すと事故で死ぬ1歳児というリアルな恐怖があるので、とんでもなく分かりにくい。
しかもこの窮地を招いたのが本人たちのミスとなればなおさらです。

先ほどのプリキュアイベントの例でも、「12時に帰宅してプリキュアイベントに子連れで行くことになっていたので、配偶者は12時になったら赤ちゃんを置いて外出した(不自然な状況設定ですが)。ところが帰宅時間が13時になりそうだ」であれば、イベントに行きたいなんて発想は消し飛んで、早く帰らないとヤバい!どうか無事でいて!しか浮かばないです。もちろんソラさん達の状況はこれだ。

前述のとおり「イベントに行く」には「子の世話」も含みます。やることが同じなら、不安に駆られるより楽しい意識で取り組む方が良い結果にはなりそうですから、おかしくない…のだけどネタがリアルなだけに、ソラさんたちの行動はやっぱり違和感はある。

言うなれば、「私たちが負けたら世界が滅びてしまう…!」と思い詰めて戦うのではなく、「チョコが売り切れちゃうから早く倒そう」と同系統の発想にも思えます。こういう描写だったら好ましく感じる人が多いはず。

本質的には同じ考え方だと思うのですけど、「1歳児を放置」はあまりに身近な恐怖なので、かなり際どい(というかアウトと感じる人が多くても無理ない)状況設定だったなと思う。
せめて「エルちゃんが危ない!」→焦りからミス連発。トレーニングをクリアできない→「楽しいことを考えよう」なら、まだ多少は受け入れやすかったのかも。
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「episode18:さだめられた恋」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2023年9月号)感想

2023年08月04日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「episode18:さだめられた恋」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2023年9月号)感想


なかよし 2023年9月号 [2023年8月3日発売]【電子書籍】[ なかよし編集部 ]

BBSとの戦闘以来、忘れ去られて放置されていたナムさんですが、生き延びていらっしゃったようです。
そして「勝負は勝負だから」と報酬のデートを求めてやってきた。

るきあさんは全力で拒否。あろうことか「黒砂くんと先約があるから」と嘘をおつきになった。
婚約者からのお誘いに対しそれはいかがなものか。しかも黒砂くんとの賭けに勝ったので、ナムは今ここに来ています。
本当に黒砂くんと約束があったとしても、賭けを理由に詰め寄られてしまうだけでは。

しかしながらそれ以前の問題として、黒砂くんはご自身の謎の力に苦悩していました。
何か知らない内に、白浜くんが「わたしは従者」とか言い出して跪いて来たりもした。
あまりのことに混乱。恐怖すら感じます。オレは一体何者なのか…。

そんな黒砂くんに、白浜くんが決然と語る。

白浜くん:
「…そんなことよりいまは」
「るきあのこと…男としてこのままでいいのか?」

いや良くはないですが、今そこでるきあさんの嘘約束のメッセージ見せられてもどうしろと。まずは正体とか詳細に話して欲しい。

けしかけられた黒砂くんは、勢いのままナム&るきあさんの逢瀬の場に突入。
お二人は大きな花束を渡し、素敵なドレスもプレゼントし、素敵な車で素敵なチャペルで逢引です。
なんでも「マーメイドやマーマンに人気」の結婚式場だそうです。地上にぞろぞろやってきすぎだ。

そんなガチの勝負どころに黒砂くんは乱入し、「オレが何者でも一緒にいてくれるか?」と迫ってみた。
悲しいかな、その告白をしている相手は人魚です。何者かよく分からん生き物なのは、るきあさんも同じだ。

これだけ登場人物がいて、ヒトだと思っていたのは黒砂くんだけ(白浜くんもヒトなのかもしれませんが)。
白浜くんがちゃんと事情を説明しないせいで、微妙にから回ってる気がする。
とはいえ恋愛脳ができあがっていたるきあさん(ナムの手柄です)は、感極まって接吻なされました。ナムの立場がなさすぎる。

なお先代の皆様は、のんびり風呂に入りながら黒砂くんの正体をあれこれ詮索していました。
彼女らの根拠は不明ですが、「黒砂くんはヒト」の前提で話をしていらっしゃる。
海斗くんやリヒトさんのように血族ではない、らしい。

よく分からないまま、るちあさんの結論としては「怪しい男を娘に近づけるな。さっさと婚約者とくっつけよう」。
客観的には間違っていないのですが、前作のイメージからすると随分と先走っています。これもアクアレジーナ様を継承したせいかしら。

あとお約束通りにたたき出されるヒッポ。普段と露出度は全く変わらないのに、人魚さん的には何かが違うらしい。
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