穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

(第34話)デリシャスパーティ♡プリキュア「おじいちゃんはガンコ!おでんは野球のあとで」感想

2022年10月30日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
■(第34話)デリシャスパーティ♡プリキュア「おじいちゃんはガンコ!おでんは野球のあとで」感想


(「デリシャスパーティ♡プリキュア」第34話より)

今の今まですっかり忘れていましたが、そういえば和実さんは運動神経が良いんだった。
食っちゃ寝お化けのようでいて、意外とやれる子なんです。まぁ今回、運動シーンはカットされましたけど。何なんですかね、この子の「いるだけ感」。それなのに彼女を中心にして問題が解決していく不思議。

おばあちゃんの級友のお孫さんは野球がしたかった。しかしながら老害っぷりを遺憾なく発揮する祖父は却下。そんなことはいいから飯を作って食え。
和実さんがこれに反する立場をとったのは面白いです。しかも対象がおばあちゃんとの縁も深いおでんなのに。

ご飯万歳な言動が目立つ彼女ですが、食事信者ではないらしい。ハピネスチャージのゆうゆうの「美味しく食べるには運動も必要」ともちょっと違う。
例えるなら肉も野菜も米も大事、バランス重要だよね。みたいな感じでしょうか。人は飯だけで生きるに非ず。運動等々の他の要素もいるんです。
その文脈でいくと、相も変わらず色恋沙汰に無関心なのもどうなんだろうか。

「レシピにたどり着く過程が大事」は正論と言えば正論です。試行錯誤の過程で身につく知見やスキルもある。
が、それを言ってしまうと「レシピ」が否定されてしまいます。ある意味ブンドル団の思想に近い。

「レシピ」とはここに至るまでの過程の記録とか、それを形作る源流だとか思い出の記憶なのかと思っているのですが、それを隠してしまうと今の自分が見えなくなる。
ジンジャーの話題に拓海母が顔を曇らせていたのは、シナモン事件と何らかの関係があるからかしら。
友人母が重要情報を握っている(しかも自覚している)のは新しいですね。情報を皆が共有すれば解決するのに。
拓海母の視点でいえば、プリキュアを隠されているのでやむをえませんけど。下手したら、マリちゃんを警戒している(シナモンを逮捕しようとしてやってきたとか?)可能性もあるのか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(第33話)デリシャスパーティ♡プリキュア「清く正しく!あまねとハロウィンパーティ」感想

2022年10月23日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
■(第33話)デリシャスパーティ♡プリキュア「清く正しく!あまねとハロウィンパーティ」感想


(「デリシャスパーティ♡プリキュア」第33話より)

ハロウィン回。コスプレ回。らんらんのパンダは色気の欠片もないなと予告編でがっかりしていましたが、スペシャルに魔女っ子やらのイメージ回想で補足されていた。公式様、分かっていらっしゃる。

さてジェントルーこと生徒会長さんは以前の黒歴史で悩んでおられた。
パフェをドカ食いしたりしても心は晴れない。むしゃむしゃむしゃむしゃー!
挙句にはレシピッピにも当たり散らす有様です。

お悩みの理由はちょっと意外。ジェントルーとして迷惑をかけたことを悔やむのではなく、そのようなことをさせたブンドル団に憎悪を抱いていたようです。
言われてみれば、その感情が自然な気はする。よくも私にあんなひどいことをさせて…!

ただこの感情はナルシストルーの食への恨みと同じ。
彼曰く、多くの食材が体に合わず(アレルギー?)、食の好みも偏っていて、猫舌で温かい物もダメ。これはきつい。この条件下で食が好きだったら狂気すら感じます。
とはいえそれを他者にぶつけるとなると話が変わってくる。

歴代の寝返りキュアと比較すると、セイレーンの悲しみやトワ様の絶望は、幸福や夢とセットのものだった。
会長やナルシストルーのそれは、ないならない方がいい。それでも現にある。

映画の「悪の科学者」たちと同じです。残念ながら「悪」はある。社会的にもそうだし、自分の中にも善と悪はある。
それを全否定するのではなく認める。でも表には出さない。
実際「恨むな」は無理で、ナルシストルーが浄化されて食べるの大好きになるのもなんか違うものな。後日談でお気に入りでも見つけてニコニコと頬張ってるかもしれませんが。

同様の理屈で、会長さんの謝罪行脚も違うのかもしれない。
街の人たちは純然たる被害者ですから贖罪意識は持つとしても、そちらを前面に出すと「悪しきものも現にあり、恨む気持ちは仕方がない」の色が薄れてしまいそう。

イメージとしてはアラモードの「美味しいスイーツにも苦みがある」「世界には負の要素もある」が近いのかも。
無理に比較するなら、アラモードの場合は未来にそれが起きる(食材として苦みを使う)側面が強かったように思いますが、デパプリは過去にそれが起きた感じか。既に体の一部になっている。昨日のご飯が今日の自分を作ったように、過去の悪やデメリットもまた今の自分を形作っているのだから、否定せずに存在を認めよう、といった感じで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(第32話)デリシャスパーティ♡プリキュア「すすれ!ちゅるフェス まいごのうどんを探せ!」感想

2022年10月16日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
■(第32話)デリシャスパーティ♡プリキュア「すすれ!ちゅるフェス まいごのうどんを探せ!」感想


(「デリシャスパーティ♡プリキュア」第32話より)

ちゅるりんさんの命名の元ネタと思しきフェスが開かれました。らんらんは大張り切り。
しかしながら、うどんのレシピッピがくまモンに連れられて行方不明になってしまい、麺類のレシピッピ群が悲しみのあまり壊滅。フェスは悲惨な有様に…。

らんらんのおっしゃった「私が動けないなら、メンメンが動く。メンメンが動けないなら、私が動く」の精神は好きです。
お互いに常に一緒に何かをするのではなく、お互いができることをやる。できない側も引け目に思わず、できるようになったら頑張る。そのために注力する。

個人の観点でも同じことは言える。
ちゅるりんさんも店舗レビューが難しかった時には、テイクアウトに切り替えた。軸や要素が複数あれば、一つがダメになっても乗り切れます。

お子様ランチでいえば、ハンバーグがいまいちでも唐揚げが頑張るようなものでしょうか。いや商品として出されているお子様ランチなら、そんなこと言ってられないのですけど、精神としては。

ただそれはよいとして、だとすると麺のレシピッピたちの不甲斐なさは何なんでしょうか。
うどんがいなくなった。悲しい。泣く。世界中の麺料理の危機。
この世界の料理は、恐ろしく脆弱な基盤のもとに成り立っていた。
もしかして「ブンドル団に奪われたから料理が変になる」のではなく、「(捕まったことで)レシピッピが悲嘆するので変になる」が真相だったのか。
奴らのメンタルを鍛えないと、第二第三の悲劇が起きかねない。

メンタルと言えば、会長さんはいまだにジェントルー案件に心を痛めているようです。
実際、潰れた店舗もあると思われる(第1話のシャッター街はいまだ謎のまま)ので、簡単には割り切れまい。
らんらん亭に入る際の葛藤は特には説明されず、示唆はするがお子様に明示はしない…の扱いかと思ったのですが、次回はそれ関連の話っぽい。

会長がジェントルーになった経緯はテーマ的にはよく分からないんですよね。
イース様は元々ラビリンスの人で「ゴールと道筋が決まっている」ことを是としていた、トワ様は永劫に続く夢への道に絶望して(それを誘発させられて)闇化していた。セイレーンは幸福と不幸は表裏一体不可分なので、どちらに転んでもおかしくない。ルールーは語りだすと超長くなりそうなので割愛するとして、会長さんは何故にジェントルーに。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(第31話)デリシャスパーティ♡プリキュア「おいしーなタウンの休日 プリンセスゆい!?」感想

2022年10月09日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
■(第31話)デリシャスパーティ♡プリキュア「おいしーなタウンの休日 プリンセスゆい!?」感想


(「デリシャスパーティ♡プリキュア」第31話より)

和実さんの入れ替わり大作戦。本当に入れ替わっただけというのが和実さんらしい。
お姫様気分を満喫し、ご飯をむしゃむしゃ食べ、縄を生身で引きちぎって暴れたら解決しました。
この子のこの特性は何なんだろう。白米が無特徴なようでいて食卓を支えているように、謎のポジションを確立していらっしゃる。

劇場版に続き、一般人相手にプリキュアによる武力行使を決行なされました。結果的に劇場版は異世界パワーでしたので、スタプリの異星人を除くならこれが初でしょうか。
デパプリチームはそういうの気にしない性質らしい。物凄く手慣れた感じで監視カメラを無効化していたりと、今までにも経験があったのかしら。
ただこれで、クッキングダムが他国の後継者争いに巻き込まれてしまいました。マリちゃん、たぶん始末書書いてる。

王女様は「好きが分からなくなった」と無味乾燥なことをおっしゃられていましたが、同じ環境で和実さんは満喫していらっしゃいます。
短期間の入れ替わりだから物珍しさもあるとはいえ、差し入れのお弁当等もいつもの調子で楽しんでいますから、王女様もちょっとした意識の変化で変わったはず。

外見は同じふたりを、拓海君やゲンマさんはきちんと見抜きました。
デパプリ風に言うなら、今の彼女らを形作ってきた「昨日のごはん」の違いでしょうか。

スピーチの原稿読みは誰が読んでも中身は同じ。事前に調べて計画するのも、文脈としては似たものがあるかもしれない。前作のトロプリを引きずってるせいもありますが、計画よりも目の前の行動を重視している印象を受けます。
故にぶっつけ本番で原稿なしのスピーチです。まぁ公的行事としてはどうかと思いますが、精神は綺麗です。

テーマ的には色々と他にも考えられそうなのですけれど、何はともあれば大変に愉快で楽しい回でした。
そろそろプリキュア卒業かなという感じのうちの子も、大盛り上がりしてた。こういうのもっとやって欲しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「SPショート:愛という名のもとに♡」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2022年9月号)感想

2022年10月03日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua「SPショート:愛という名のもとに♡」(なかよし2022年9月号)


なかよし 2020年11月号 [2020年10月2日発売]【電子書籍】[ なかよし編集部 ]

単行本作業のため(?)今月はショート掲載。

るきあさんは疑問に思われました。
何故に私は「七海るきあ」なのか。

たぶん前作ファンの皆々様もずっと気にしていたはず。何故に「るちあ」と「るきあ」なんて紛らわしい名前を…。
「Lucia」または「Lukia」のどちらとも「ルキア」「ルチア」と発音できるそうですが、海外版はどうなってるんだろう?ローマ字読みの感覚で「るちあ=Lucia」「るきあ=Lukia」?

…と思ったら、「堂本るきあ」ではないのが不思議だったようで。

るちあさんとしては「堂本るちあ」に超強烈に憧れを抱いていたようですが、憧れすぎて死にかけたので「七海るちあ」にしたそうです。
あまりに本末転倒すぎるものの、そもそも論として婚姻届を出しているとは思い難いので、名乗ったもの勝ちですね。
(るきあさんの戸籍がどうなってるんだとか、どうやって入学したんだろうとかは横に置こう。役所の担当者の至近距離で歌ったりして洗脳したんだ)

ラストのヒッポの一言「正しくは七海堂本るきあ」も、その辺が関わってそう。日本国(が舞台だと明言されていたかは定かではないですが)ではなく、海の国ルールなのかもしれない。
ただ、だとすると「七海」にはそれなりに由緒があったんでしょうか。適当な偽名ではなく。
ココにも何か名字があるのかしら。

海斗くんは「堂本」姓に、「俺はパンタラッサの末裔ではなく、堂本海斗だ」的な意味で思い入れがありそうな気がするのですが、強くは拘らなかったらしい。
「ピュア」を経て、パンタラッサ一族としての自分も受け入れたのだとしたら、さりげなく大きな成長が見えて興味深いです。
まぁそれ以前に人魚フェチをこじらせすぎて、「七海」姓にトキメキまくっただけかもしれませんけれど。何か物凄い勢いで惚気ていらっしゃいます。るちあさんも、最初と最後で「海斗ぉ…♡」と蕩けていらっしゃる。このセリフ、完全に中田あすみさんの声で聞こえますね…。そりゃるきあさんも真顔で沈黙し、ヒッポ連れてどっか行きますよ。

あと結婚したのは18年前だそうです。るきあさんが如何なる方法で出生したのかは不明なれど、とりあえずヒトと同じだとしたら辻褄はあいます。
アニメ版が終わったのが2004年12月なので、それに合わせた年数でしょうか。劇中時間も同じ流れだとすると、あの子ら中学生で結婚ですね…。やっぱり日本国ルールは適用されてない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(第30話)デリシャスパーティ♡プリキュア「おまつりわっしょい!やきそばマリちゃん」感想

2022年10月02日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
■(第30話)デリシャスパーティ♡プリキュア「おまつりわっしょい!やきそばマリちゃん」感想


(「デリシャスパーティ♡プリキュア」第30話より)

金欠の解消のため、お祭り屋台グランプリに出ることになりました。これで合法的に浴衣を着せられる。

品目を何にするかの会議にて、らんらんはたこ焼きを提案。他は、焼きトウモロコシ・フランクフルト・かき氷。
他店と差別化できそうなのは、たこ焼きな気がする。そのあたりの商売感覚はさすがらんらん。
生徒会長のかき氷も分からなくはないというか、たぶんこの子フルーツ乗せる気満々ですね。芙羽様が肉大好きなのは意外。ホットドッグにする気だったんだろうか。

出し物は焼きそばに決まったものの、グランプリの強豪と被ってしまいました。
そこで勝つために、軸をずらした戦い方をするのは見事。麺の入手先はまだしも(相手店も同じところから買ってる?)、躊躇なく芙羽様の親の力を借りるあたり吹っ切てる感があります。芙羽様自身はさして役にたってないのだけど、それでいいんだろうか。

トッピング勝負にしたのも賢明です。味付けでは不利でしょうから、自分でやってもらう。もしくは浴衣姿の女子中学生様にやってもらう。強い。
ここまでくると、あえて焼きそばで合わせてきたのも戦略にすら思えます。ガイドブック的なものに「目玉は焼きそば」として載ってそうですから、その客を流し込めます。

相変わらず和実さんが何やってんだか分かりませんが、浴衣姿の女子が超にこやかに食ってるだけで客引きとしては強力ですね。
しかもこの子、街では有名なおばあちゃんの孫です。何気に有名人だったのか。

結果的に同率一位。選考方法はお客さんによる人気投票とのことですが、勘ぐるなら票を操作してないか。ライバル店対決を演出した方が集客を見込めそうだし。
劇中では触れられていないものの、マリちゃんのキャラクターも特徴的(ジェンダー的なこと以前に、街の人的にはフラっとやってきた謎の人)ですし、実際、意図せずクッキングダムとのコラボです。

色々乗ってる焼きそばは、公開中の映画のお子様ランチと発想は同じ。一緒に食べた楽しい思い出も同様。
4人いるプリキュアさんや、和洋中が切磋琢磨して共存しているおいしーなタウンも同じく。
セクレトルーさんも技のバリエーションを気にされていましたが、対比で言うなら「一人でなんでもできる」は「独り占め」の方向性でデパプリさん的には違うんだろうな。

あと今更ですが、デパプリではセクレトルーさんが一番好きな気がしてきた。映画で一番テンション上がったの、そこでしたし。
仮面ライダーのツムリさんとかスマレとか、謎のお姉さん良いですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする