■エデンの檻 第98話「Her words were true:的中」
勢いで「Tomorrow」を買いました。
さて、凶悪な絶滅生物の住む島に漂流した中学生の一団は、今まさに壊滅の危機を迎えていました。
彼らを取り囲むのは3種類の大型肉食動物。
1種でもきついのに、何だってこんなことに…。
・ティタニス(でかい鳥。肉食)
・スミドロン(でかいトラ。肉食)
・プロプレオプス(でかいカンガルー。肉食)
どいつもこいつも、でかくて肉食。嫌がらせか。
だけど少年たちは挫けない。
人は涙の数だけ強くなれる。明日は来るよ。君のために。
果敢に攻撃に転じた彼らは、ティタニスとスミドロンの群れに打って出た。
少年:
「まず狙うのは」
「ティタニス!!」
少年:
「3つの動物のうちティタニスだけは特別なんだ」
「なぜならこいつだけは唯一 人間が戦える相手なんだから」
鳥、舐めてます。
これを聞いたティタニスは激怒。言葉は分からずとも、そういうのは態度に出るんだ。
ブチ切れて突撃してくる鳥!三歩歩いて全てを忘れましたが、目の前の生き物が鳥を舐めたことだけは分かる。喰ってやる!
少年:
「まずはヤツの懐に飛び込む」
「小回りなら人間の方に分がある!!」
ひどい…。
飛翔のための突進力と翼が、弱点と化してしまってる。
ええそうですよ。鳥には反復横とびとかターンとか無理ですよ。
そういう構造的なところを狙うなんて、何と姑息な。
でも非力な生き物に、大型生物を倒す攻撃力なんて無…
鳥:
「ギャアアァァ」
少年:
「片足さえやっちまえばヤツら体を支えらんねぇ!!」
ひ、ひどい…!
鳥さんの片足だけをへし折りやがった!
確かに鳥の足は華奢ですよ。他の部位に比べれば。
転倒したら起き上がるの大変ですよ。手で体支えられないし。
でもそういう弱点は狙わないって、約束だったじゃないか!
鳥:
「ゲェッ」
「ギャァァ」
「ギャアァア」
惨たらしく鳥たちが倒れ伏す。
しかし、そこにやってくるスミドロンの群れ。
良かった。これで鳥は助か…
鳥:
「?」
「ッ!!」
「ギャアアアッ」
少年:
「よし!こいつを待ってたんだ!!」
「スミドロンは最強のハンターだ」
「弱った目の前の敵(鳥)に必ずトドメを刺しに来るはず!!」
必然でした。弱った鳥を前にしたトラは、喜び勇んで鳥に喰いついた。
まぁヒトよりもでかいですし。喰いごたえがあります。
危険度の少ないヒトよりも先に、鳥を仕留めよう。
そして後悔するのです。己の知恵のなさを。
少年:
「スミドロンの牙は薄くて折れやすい」
「(だけど)普通にやれば牙を折ることなんて出来ない」
「だけどもしヤツらの動きを止めることが出来たら…」
その視線の先には、鳥に貪り食いついてるトラと、ご自慢の牙。
少年の瞳が殺意に染まる。
今こそ積年の恨み、晴らす時…!
少年:
「それがオレたちの唯一の勝機だ!!」
ゴキン!!
…こうして牙をへし折られたトラは、泣きながら逃げて行きました。
残された鳥も瀕死。
ホモサピエンスの基本戦術「罠にハメて殺る」が炸裂した。
卑怯と言うなかれ。
恨むのなら、初期キャラクター作成時に「知恵」ステータスにボーナスポイントを割り振らなかった自分を恨め。
のたうつ鳥を見る少年の胸の内はいかなるものか。
こいつらのせいで、何人の級友が命を落としたことか。
やっと、勝った。
一段落したら、是非ともこの鳥を食って欲しい。戦友の魂を受け継ぐ意味も込めて。
我々こそが、星を継ぐものだ。
残るは、でかいカンガルーです。
強いです。さすがは直立する哺乳類。
どんな結末が待つか楽しみですが、次週は休載。残念だ。
勢いで「Tomorrow」を買いました。
さて、凶悪な絶滅生物の住む島に漂流した中学生の一団は、今まさに壊滅の危機を迎えていました。
彼らを取り囲むのは3種類の大型肉食動物。
1種でもきついのに、何だってこんなことに…。
・ティタニス(でかい鳥。肉食)
・スミドロン(でかいトラ。肉食)
・プロプレオプス(でかいカンガルー。肉食)
どいつもこいつも、でかくて肉食。嫌がらせか。
だけど少年たちは挫けない。
人は涙の数だけ強くなれる。明日は来るよ。君のために。
果敢に攻撃に転じた彼らは、ティタニスとスミドロンの群れに打って出た。
少年:
「まず狙うのは」
「ティタニス!!」
少年:
「3つの動物のうちティタニスだけは特別なんだ」
「なぜならこいつだけは唯一 人間が戦える相手なんだから」
鳥、舐めてます。
これを聞いたティタニスは激怒。言葉は分からずとも、そういうのは態度に出るんだ。
ブチ切れて突撃してくる鳥!三歩歩いて全てを忘れましたが、目の前の生き物が鳥を舐めたことだけは分かる。喰ってやる!
少年:
「まずはヤツの懐に飛び込む」
「小回りなら人間の方に分がある!!」
ひどい…。
飛翔のための突進力と翼が、弱点と化してしまってる。
ええそうですよ。鳥には反復横とびとかターンとか無理ですよ。
そういう構造的なところを狙うなんて、何と姑息な。
でも非力な生き物に、大型生物を倒す攻撃力なんて無…
鳥:
「ギャアアァァ」
少年:
「片足さえやっちまえばヤツら体を支えらんねぇ!!」
ひ、ひどい…!
鳥さんの片足だけをへし折りやがった!
確かに鳥の足は華奢ですよ。他の部位に比べれば。
転倒したら起き上がるの大変ですよ。手で体支えられないし。
でもそういう弱点は狙わないって、約束だったじゃないか!
鳥:
「ゲェッ」
「ギャァァ」
「ギャアァア」
惨たらしく鳥たちが倒れ伏す。
しかし、そこにやってくるスミドロンの群れ。
良かった。これで鳥は助か…
鳥:
「?」
「ッ!!」
「ギャアアアッ」
少年:
「よし!こいつを待ってたんだ!!」
「スミドロンは最強のハンターだ」
「弱った目の前の敵(鳥)に必ずトドメを刺しに来るはず!!」
必然でした。弱った鳥を前にしたトラは、喜び勇んで鳥に喰いついた。
まぁヒトよりもでかいですし。喰いごたえがあります。
危険度の少ないヒトよりも先に、鳥を仕留めよう。
そして後悔するのです。己の知恵のなさを。
少年:
「スミドロンの牙は薄くて折れやすい」
「(だけど)普通にやれば牙を折ることなんて出来ない」
「だけどもしヤツらの動きを止めることが出来たら…」
その視線の先には、鳥に貪り食いついてるトラと、ご自慢の牙。
少年の瞳が殺意に染まる。
今こそ積年の恨み、晴らす時…!
少年:
「それがオレたちの唯一の勝機だ!!」
ゴキン!!
…こうして牙をへし折られたトラは、泣きながら逃げて行きました。
残された鳥も瀕死。
ホモサピエンスの基本戦術「罠にハメて殺る」が炸裂した。
卑怯と言うなかれ。
恨むのなら、初期キャラクター作成時に「知恵」ステータスにボーナスポイントを割り振らなかった自分を恨め。
のたうつ鳥を見る少年の胸の内はいかなるものか。
こいつらのせいで、何人の級友が命を落としたことか。
やっと、勝った。
一段落したら、是非ともこの鳥を食って欲しい。戦友の魂を受け継ぐ意味も込めて。
我々こそが、星を継ぐものだ。
残るは、でかいカンガルーです。
強いです。さすがは直立する哺乳類。
どんな結末が待つか楽しみですが、次週は休載。残念だ。